卓絶/Transcendence
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Transcendence / 卓絶 (3)(白)(白)(白)
エンチャント
エンチャント
あなたは、ライフが0以下になることではこのゲームに敗北しない。
あなたのライフが20点以上であるとき、あなたはゲームに敗北する。
あなたがライフを失うたび、あなたが失ったライフ1点につきあなたは2点のライフを得る。
ライフに関する敗北条件が色々と逆転するエンチャント。通常時はライフが0以下になると敗北するが、このエンチャントが出ていると初期値の20点以上になると敗北するようになる。通常時はライフが20以上になってもなんともないように、このエンチャントが出ているとライフが0以下になっても死ななくなる。通常時はライフが減るとライフが0以下という敗北条件に近づくが、このエンチャントが出ているとダメージ等は全てライフゲインに変換され、ライフが20以上と言う敗北条件に近づく。
要するに、ライフを20点まででひっくり返すカード。普通に単体で使うならば、ライフが10点以下の時にプレイすることでライフを増やすのと同じ効果が得られる。
しかし、1つだけ逆転しない落とし穴がある。通常時はライフゲインによって敗北から遠ざかる事ができるが、このエンチャントが出ている時にライフゲインしてもライフは減ったりせず、もろに敗北に近づいてしまう。ライフが増加する誘発型能力をもみ消し/Stifleするか、硫黄の渦/Sulfuric Vortex等でライフゲインそのものを禁止してしまわない限り、何をしてもライフが減らなくなるので、自分で割る手段を確保してから出すほうが良いだろう。20点に近づいたところで割れば3倍近くまで、割る代わりにバウンスするか、墓地回収などで使い回せばそれ以上にライフを水増しできる。
- 寄付/Donateで送りつけるという手もある。相手がループ・ジャンクションなどで大量ライフを得ていたらそれだけで勝利できる。ただ、色拘束が強いのが難点。
- どんな方法であっても、ライフが以前の値と比べて減少したのならば「失った」ことになることに注意。これには、ダメージによりライフが減った場合、自分より少ないライフの対戦相手とライフを交換した場合、ライフが現在より少ない値に変更された場合などを含む。
- 偽りの治療/False Cureを撃たれて、そのターンのうちに1点でもライフが増減すれば即死となる。例えば1点のダメージが、2点のライフゲイン→4点のライフロス→8点のゲイン→……と交互に増幅してゆき、必ず20点以上に達してしまう。
- ただしこれがあなたのターン中なら無限ループが発生する。あなたのライフが20点を超えたとき、偽りの治療と「負け能力」が誘発するが、あなたのターン中なので「負け能力」が先にスタックに積まれる。よってまずライフを失うことになるが、それによって再びあなたはライフを得る。このときにライフが20点を超えても、もう「負け能力」は誘発しない。なぜなら「負け能力」は状態誘発型能力だからである。したがってあなたのライフは延々と増減を繰り返すことになる。
- 偽りの治療ではなく血糊の雨/Rain of Goreの場合、どちらのターンであっても無限ループとなる。ライフゲインが血糊の雨によりライフロスに置換され、ライフを失ったので卓絶のライフゲインが誘発、を繰り返し、卓絶のおかげでいくらライフを失っても負けないので、あなたのライフは延々と失われ続けることになる。
- 硫黄の渦/Sulfuric Vortex対策として、ウェイクに採用されたこともある。この二つが場にあると、卓絶側はライフでは死なないというメリットだけが残る。勿論両方自分で使っても良い。
- これと、白金の天使/Platinum Angelをコントロールしている状態でライフが20点以上になると無限ループが発生する。「ゲームに敗北する」能力が誘発するが、それを解決しても白金の天使の能力によって敗北しない。その後また「ゲームに敗北する」という能力が誘発して…の繰り返しになる。
- 語られざる印/Unspeakable Symbolなどのライフのみを支払う起動型能力を持つパーマネントとインスタント・タイミングで卓絶を割れる手段があれば面白いことが出来る。
- 語られざる印/Unspeakable Symbolの能力を起動して3点ライフを支払う。
- 6点のライフを得る能力が誘発する。
- ライフを得る能力をスタックに乗せたまま、もう一度語られざる印/Unspeakable Symbolの能力を起動して3点ライフを支払う。
- 6点のライフを得る能力が誘発する。
- 2回目に起動した能力、誘発した能力を解決する。6点のライフを得て、+1/+1カウンターが1つ乗る。
- 以後繰り返し。