力線

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力線(Leyline)とは、ギルドパクトで初登場したエンチャントの総称。基本セット2011以降、複数のカード・セットで再登場しており、現在ではアーティファクトも存在している。(→#該当カード)。


Leyline of the Void / 虚空の力線 (2)(黒)(黒)
エンチャント

虚空の力線があなたのゲーム開始時の手札にあるなら、これが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
カードがいずこかから対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。



Leyline Axe / 力線の斧 (4)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

このカードがあなたのゲーム開始時の手札にあるなら、これが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受け、二段攻撃とトランプルを持つ。
装備(3)((3):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。これをそれにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)


概要

いずれもマナ総量4のカードで、多くは単色ダブルシンボルのエンチャント。ゲーム開始時の手札にあれば戦場に出した状態でゲームを開始することができる。

初期手札にあるだけでコストを踏み倒し、恩恵を最初から受けられるため、ゲームを大きく有利にすることができる。

マナを支払うことなく出せるため、が合わないデッキでも使えるのもポイントで、デッキ本来の色ではできない動きが可能になる。特に相手の戦略を強く妨害できる虚空の力線/Leyline of the Void神聖の力線/Leyline of Sanctityは、しばしばを含まないデッキのサイドボードに採用されている。

一方、いずれも能力は4マナとしては控えめのため、初期手札になければあまり強くない。特に、色が合わないデッキに入れている場合、基本的に手札を圧迫するだけのカードと化してしまう。 また、複数コントロールしていても効果が重複しないものも多く、そうしたものは複数引いてもあまり意味がないため、「初期手札に来るようデッキに多く入れたいが、たくさん手札に来ても困る」というジレンマが生じてしまう。

総じて、ハイリスク・ハイリターンなメカニズムであるといえる。

ルール

開発秘話

  • もともと基本セット2011ではすべての力線が新規カードとなる予定であったが、黒の力線にふさわしい効果の決定は難航を極めた。やがてリード・デベロッパーのErik Lauerは「車輪の再発明をやめる」、つまり虚空の力線こそが黒の力線として完璧なものであるとし、再録する決断に至ることとなる[1]
  • 基本セット2020でも再登場した。力線のデザインが難しいこともあり、新規カードは2枚のみとなった[2]

該当カード

ギルドパクト

ギルドパクト力線サイクルゲーム開始時の手札にあると直接戦場に出せるエンチャント

基本セット2011

基本セット2011力線サイクルゲーム開始時の手札にあると直接戦場に出せるエンチャント

虚空の力線/Leyline of the Voidのみ再録で、それ以外は新規カード

このセットの力線のイラストは、基本土地のイラストを元にしている(→Target: Face(Internet Archive)/顔、顔を狙う (Internet Archive)参照)。

基本セット2020

基本セット2020力線サイクルゲーム開始時の手札にあると直接戦場に出せるエンチャント。3枚が再録で2枚が新規カード稀少度レア

カルロフ邸殺人事件

混成マナ5色。

ダスクモーン:戦慄の館

ダスクモーン:戦慄の館力線サイクルゲーム開始時の手札にあると直接戦場に出せるエンチャント稀少度レア

ファウンデーションズ

無色アーティファクト

脚注

  1. My Favorite Things About Magic 2011/基本セット2011のお気に入り (Internet Archive)Latest Developments 2010年7月9日 Tom LaPille著)
  2. Core Than Meets the Eye/目に見えるよりもっと『基本』Making Magic 2019年6月24日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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