裏切りの棘、ヴラスカ/Vraska, Betrayal's Sting

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Vraska, Betrayal's Sting / 裏切りの棘、ヴラスカ (4)(黒)(黒/Φ)
伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)

完成化((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払ったなら、このプレインズウォーカーは2個少ない忠誠(loyalty)カウンターで戦場に出る。)
[0]:あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。増殖を行う。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。それは「(T),このアーティファクトを生け贄に下げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ宝物(Treasure)アーティファクトになり、他のすべてのカード・タイプや能力を失う。
[-9]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーが持っている毒(poison)カウンターが9個より少ないなら、そのプレイヤーはその差に等しい個数の毒カウンターを得る。

6

ファイレクシア:完全なる統一完成化したヴラスカ忠誠度能力ドロー増殖クリーチャー宝物化、プレイヤー1人が持つ毒カウンターを9個にする。

±0能力
お得意のライフと引き換えにしたドロー。増殖のおまけ付き。
額面の上では±0だが、自身の忠誠カウンターも増殖できるので、実質的に+1能力として使用できる。
-2能力
クリーチャー限定の幽閉/Minimus Containment
対戦相手のクリーチャーを無力化するのが基本的な使い方だが、自分の不要なクリーチャーをマナに変換することもできる。
破壊不能などの除去耐性を無視できる擬似除去であり、幽閉と違って割られることもないのは強み。ただし対戦相手に使った場合は一時的なマナ加速に繋がる点には注意。
-9能力
毒カウンターを9個にする。即座に毒殺手前に持ち込む一方で継続的なアドバンテージは得られず、単独で勝利を決めるには±0能力を使う1ターン分のタイムラグが生まれる。
元の毒カウンターが少ないほど恩恵が大きいことを考えると、毒殺狙いのデッキではなく増殖を主体としたデッキにおいて、別の勝ち筋を作る形での採用になるか。
  • 少々異なるが、毒カウンターを9個与えるという効果闇の腹心/Dark Confidantの原型を彷彿とさせる。優勝するとは思っておらず適当に提出したものとはいえ、如何におかしなカードだったかが分かりやすい。

前述の通り、増殖を活用できるデッキに適性がある。毒カウンターの場合は奥義の効率がやや落ちるので、ファイレクシア:完全なる統一に収録されている油カウンターを用いるものや、同カード・セットには収録されていないが+1/+1カウンターを多用するものを利用するのが基本になるか。ライフは使うが毎ターン増殖が使えるので、ニューカペナの街角盾カウンターとの併用で堅牢な戦線を造り出すことも可能。もちろん毒殺目当てであっても、奥義以外については問題無く機能するので相性が悪い訳ではない。

そのほか、プレインズウォーカーデッキでも活躍の余地がある。多少重いが、増殖で他のプレインズウォーカーをサポートする動きはシンプルに強力。

リミテッドの場合、やや重いが繰り返し使えるドローであり、ついでに増殖もついてくると考えればその時点でも悪くない。-2能力についても、クリーチャー戦が中心となるリミテッドでは頼りになるだろう。睨み合いが続けば、毒性で与えた毒カウンターを繰り返し増殖させることで勝利できる場合もあるかもしれない。ただし、ファイレクシア:完全なる統一はかなり高速の環境のため、これが出る頃にはライフがある程度削れている危険も大きめ。

ルール

-2能力
-9能力
  • あなたが毒カウンターの差を計算した後、置換効果によりそのプレイヤーが実際にどれだけの毒カウンターを得るかは変更されうる。

関連カード

サイクル

ファイレクシア:完全なる統一完成化したプレインズウォーカーサイクル稀少度神話レア

ストーリー

新ファイレクシア/New Phyrexiaで1人ドロス窟/The Dross Pitsへプレインズウォークしてしまい、完成化されてしまったヴラスカ/Vraska

詳細はヴラスカ/Vraskaを参照。

参考

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