カイロックス/Kylox

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カイロックス/Kyloxカルロフ邸殺人事件初出のキャラクター。カードとしての初出はカルロフ邸殺人事件先見的発明者、カイロックス/Kylox, Visionary Inventor

目次

解説

ラヴニカ/Ravnicaイゼット団/The Izzetに所属する科学者。ヴィーアシーノ/Viashinoの男性。赤い鱗を持ち、頭部からは無数の短い棘が生えている。顔には拡大鏡を装着している(イラスト)。

天才発明家であるカイロックスは、イゼット団の縄張りから可能な限り離れようとしない神経質な人物でもある。過去にスパイ行為や特許侵害などのトラブルをいくつか経験したことで、彼は嘘の臭いがするものに対して過敏になってしまった。自らの発明を守るため、彼は隠し扉と罠を備えた自分専用の研究室を設立した。その一方で、彼自身も産業スパイに手を染めていることが示唆されている。

彼は頻繁にラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsに協力しており、探偵たちが捜査状況を視覚化するための投影装置を発明している。探偵社のアルキスト・プロフト/Alquist Proftにとって、彼は無条件に信頼できる友人である――秘密が明らかになるということを非常に恐れており、また必要以上の質問をしてこないからである。

  • ゲームショップなどに掲示されるカルロフ邸殺人事件のポスターで名前がウスティス/Ustithになっていることがある模様[1]Mark Rosewaterいわく開発終盤に名前が変更されたため修正が間に合わなかったらしい[2]

経歴

天才炸裂/Explosions of Genius

殺人事件を調査する中で不審な粉を発見したプロフトは、分析を依頼するためカイロックスの元を訪れる。しかし彼の作業場は何者かに荒らされ、もぬけの殻であった。プロフトは作業場の隠し通路を発見し、奥に潜伏しているカイロックスを見つけ出す。だがカイロックスは命を狙われたことで明らかに動揺しており、極秘の仕事に携わっているから捜査には協力できないと主張する。直後、クレンコ/Krenkoの手下が隠れ家に押し入り、カイロックスは連れ去られてしまう。

クレンコは保身のためにカイロックスから殺人事件の詳細を聞き出そうとするが、カイロックスは何も知らないようであった。プロフトとエトラータ/Etrataはクレンコの手からカイロックスを解放しようとするが、クレンコを殺そうとする暗殺者が乱入し、ターゲットの目の前にいたカイロックスは刺殺されてしまう。

破壊の中の美/Beauty in Destruction

事件の黒幕にとってカイロックスの死は完全な事故であったが、その殺害は正当化された。何故ならば真犯人の目的は新ファイレクシア/New Phyrexiaに魅了された者の抹殺であり、ファイレクシアの設計を盗んでイゼット団でのし上がろうとしたカイロックスは「浄化」されるべき存在だったからだ。

先触れと前兆/Portents and Omens

ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの協力者であるカイロックスが殺されたにもかかわらず、彼が何も動かなかったことに対し、プロフトは違和感を抱いていた。そして独自に調査を進めた結果、カイロックスがニヴ=ミゼットの極秘計画である「領界路計画/The Omenpath Project」に協力していたこと、他のギルド/Guildにも同様の工作員がいたことを突き止めた。

登場

カード名に登場

カルロフ邸殺人事件
カイロックスの電位闊歩機/Kylox's Voltstrider

フレイバー・テキストに登場

カルロフ邸殺人事件
犯行現場の再現/Reenact the Crimeショーケース版)、通電/Galvanize赤ニシン/Red Herring磁力の鼻鳴らし/Magnetic Snuffler(ショーケース版)

イラストに登場

カルロフ邸殺人事件
関係者の集合/Assemble the Playersショーケース版)

登場記事・登場作品

カルロフ邸殺人事件

参考

  1. Reddit(2024年1月30日)
  2. Blogatog(2024年2月2日)
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