殺戮の火/Slaying Fire
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3マナ3点火力だが、一徹の達成で4点火力となるインスタント。
任意の対象を選べる3マナ4点のインスタント火力はマジックの歴史上でも貴重。一徹を前提とすると実質トリプルシンボルと色拘束が厳しいが、実際の色拘束は薄いため、3点でよいと割り切るならばコスト・パフォーマンスは悪いものの多色デッキでも扱える。
リミテッドでは除去兼火力として採用圏内の性能で、コモンの焦熱の竜火/Scorching Dragonfireと比べると1マナ重く追放できない代わりにプレイヤーに飛ばせる。スタンダードでは稲妻の一撃/Lightning Strikeがローテーション落ちした中で貴重な構築級のインスタント火力であり、一徹が達成できるような赤の濃いデッキでなら採用候補になる。
上述のように弱い火力では無いのだがスタンダードでは赤単が期間中ほぼ常に環境にいたにも関わらず殆ど活躍せずに終わった。エンバレスの宝剣/Embercleaveのために火力よりもクリーチャーを並べる事が優先された事や砕骨の巨人/Bonecrusher Giantと火力として比較されたのが一因。また恋煩いの野獣/Lovestruck Beastが落とせないのも逆風だった。
- 発射/Open Fireの上位互換。
- 炎の投げ槍/Flame Javelinとよく似ており、特に赤単色デッキにおいては事実上の同性能。しかし色拘束を緩めた際には、こちらは常に3マナだが威力が落ちる、あちらは常に4点だがマナがかさむようになる、と一転して対照的になるのが興味深い。
- エルドレインの王権シーズンのWPNプロモパックにはこのカードのダークフレーム版プロモーション・カードが封入される[1]。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権のアンコモンの一徹呪文サイクル。一徹条件を満たすとボーナスが得られるインスタントかソーサリー。
- 王権のための結集/Rally for the Throne
- カボチャ変化/Turn into a Pumpkin
- 大釜の贈り物/Cauldron's Gift
- 殺戮の火/Slaying Fire
- 過去と未来/Once and Future
脚注
- ↑ Throne of Eldraine Promos/『エルドレインの王権』のプロモ(Card Preview 2019年9月20日 Chris Gleeson著)