大乱闘戦

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大乱闘戦/Grand Meleeは、多人数戦の変種ルールの1つで、CR:807に定められている。10人以上がそれぞれ個人として同時に対戦する形式。無差別戦の大人数用拡張ルールという位置付け。

目次

ルール

それぞれのプレイヤー無作為に円形になるように座り、ゲームを開始する。

選択ルールはゲーム開始前に選ばれる。一般的には以下のようにする。

ターンマーカー

大乱闘戦では、ターンを進めるプレイヤー(アクティブ・プレイヤー)が複数存在する。そのプレイヤーを区別するための印として「ターンマーカー」を複数用意しておき、これを持っているプレイヤーをその時点でのアクティブ・プレイヤーとする。各アクティブ・プレイヤーはそれぞれ個別に、同時にゲームを進行させる。

  • ターンマーカーは参加人数を4で割った数(小数点以下切り捨て)を用いる。マーカーにはそれぞれ異なる番号を振っておく。
  • マーカーの初期配置は、まず1人のプレイヤーに渡し、そこから左回りで4人ごとに渡していく。
  • 自分のターンが終わったプレイヤーはマーカーを左隣のプレイヤーに渡す。受け取ったプレイヤーは、自分の左3人以内にマーカーを持つプレイヤーがいた場合、ターンを始めることができない。左4人目にマーカーが移るまで、そのプレイヤーはマーカーを持ったまま待つことになる。
  • プレイヤーがゲームから除外され、上記適正マーカー数が減った場合、そのプレイヤーのすぐ右にあるターンマーカーが「取り除かれる予定」になる。
    • このとき、すでに取り除かれる予定になっているターンマーカーは無視して考える。
    • 複数のプレイヤーが同時に敗北して適正マーカー数が減った場合、前述の条件を満たすマーカーのうち番号が最も小さいものが取り除かれる予定になる。これにより一つのターンマーカーが複数回取り除かれる予定になることもありえる(適正マーカー数が同時に二つ以上減った場合)。
    • 取り除かれる予定となっているターンマーカーを持つプレイヤーがターン進行中の場合、そのターン終了後にそのターンマーカーを除去する。ターン進行中でない場合、即座にターンマーカーを除去する。
    • ターンマーカーが除去されたとき、それが複数回取り除かれる予定だったならば、そのすぐ右にあるターンマーカーが「その回数-1」回分取り除かれる予定になる。
  • プレイヤーが自分のターンに追加ターンを得た場合、他のターンマーカーが近くない限り、ターンマーカーを保持したまま次のターンに入る。
    • そのプレイヤーの左3人以内にターンマーカーがあった場合、4つ左のプレイヤーがターンマーカーを持つまで追加ターンを始めるのを待つ。
    • そのプレイヤーの右3人以内にターンマーカーがあった場合、最初のターンが終わった時点でターンマーカーを次に回し、次のターンマーカーがついたときに自分のターンに入る前に追加ターンを行う。
  • プレイヤーが自分のターンでないときに追加ターンを得た場合、それはそのプレイヤーが次のターンを得る直前に追加される。

複数のスタック

大乱闘戦では、ターンマーカー1つにつき1つのスタックが存在する。

特定のターンマーカーのスタックについて、それが自分の影響範囲内にあるか、そのスタック上にあるオブジェクトが自分の影響範囲内にいるプレイヤーによってコントロールされている場合に限り優先権を得る。

  • 複数のスタックの優先権を持つプレイヤーが呪文唱えたり能力起動したり、誘発型能力誘発したりした場合、どのスタックに乗せるかを選択する。
  • スタック上にあるオブジェクトが誘発型能力を誘発させた場合、その誘発型能力は同じスタックに置かなければいけない。
  • あるスタック上の呪文や能力の解決によって、プレイヤーが呪文を唱えたり呪文のコピーを作成した場合、その新しい呪文は同じスタックに置かなければいけない。
  • 呪文や能力があるスタック上のオブジェクトを対象とする場合、その呪文や能力はその対象と同じスタックに置かなければいけない。
  • 複数のスタックにあるオブジェクトを対象とすることはできない。

その他

統率者戦など通常の多人数戦とは比べ物にならない人数のプレイヤーと時間が必要なため、ゲームとして成立させるのも一苦労。グランプリなどの大規模大会ではサイドイベントとしてたびたび開催されるため、それらに参加してみるのがも手。(参考

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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