メムナークの残滓、ウルテト/Urtet, Remnant of Memnarch
提供:MTG Wiki
ひとつめの能力は、起源室/Genesis Chamberやミラディン包囲戦/Mirrodin Besiegedを彷彿とさせるマイアトークンの生成。誘発条件がマイア呪文を唱えることと、よりマイアの部族にフォーカスしたものとなっている。 マイアは小型のものが多いため、自身の軽さやふたつめの能力と相まって、序盤から大きく展開できる。またマイアの多くは先の2枚の誘発条件にも当てはまるため、併用すればみるみるうちにマイアで自軍が埋め尽くされる。
ふたつめの能力は、マイアの感電者/Myr Galvanizerを彷彿とさせるマイアのアンタップ。こちらは戦闘開始時の誘発型能力となった。 マナマイアをアンタップさせ、展開力を向上させてひとつめの能力につなげたり、最後の能力のコストを支払った後で攻撃に回したりと、ウルテトの運用のキモになる能力である。 また、機体を始めとしたタップ・アウトレットととの相性も良く、自身もマイアの磁石マイア/Lodestone Myrと組み合わせれば、戦闘前に全マイアをタップして磁石マイアを強化し、戦闘時は状況に応じてさらに強化させられる。
最後の能力は自軍のマイアに+1/+1カウンターを3個置く全体強化の起動型能力。 ひとつめの能力で個体数を、ふたつめの能力で支払いを担保できるため、一度起動するだけで驚異的な制圧力を生み出すことができる。
総じて、全ての能力がお互いに噛み合った理想的なマイアの統率者である。 ただし、全ての能力をマイアに依存していながら、除去耐性が一切なく、ハンド・アドバンテージを補填してくれるわけでもない。マイアは『軽い』『小型』『アーティファクト』『クリーチャー』と全体除去にこれでもかと引っかかるため、調子に乗って能力を使いすぎると、まとめて倒され手札がない、なんてことにもなりかねない。各種サポートは忘れないようにしたい。
- マイア初登場から20年の時を超えてようやく登場した伝説のマイア。
- ルール文章に色マナ・シンボルを含むため、統率者戦でのこのカードの固有色は白青黒赤緑である。
- レアリティはセット・ブースターから出る通常版は神話レアだが、コレクターブースターから出る拡張アート版ではレアとなっている。出現率はそれぞれのレアリティに準拠する[1]。
ストーリー
ウルテト/Urtetはミラディン/Mirrodinで生まれ新ファイレクシア/New Phyrexiaで生き残っているマイアの1体。
元々ウルテトは一体のマイアであり、ミラディンの最初の支配者であるメムナーク/Memnarchの下僕として金属を集めていた。メムナークが消えた今も、ウルテトは自らの役割を続けると決めており、価値あるものを求めて休むことなくミレックス/Mirrexを漁っている。彼はいつも道具の一揃えを持った姿で目撃され、しばしばその足跡に有用な物品を残していく。これら貴重で小さな宝物により、彼はミラディン人の生存者にとって意図しない、だが重要な同盟者となった。
登場記事
参考
- カード個別評価:ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ - 神話レア(ブースターパック限定カード)