玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
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アーティファクト
玄武岩のモノリスはあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
(3):玄武岩のモノリスをアンタップする。
マナ・コストが3で、タップすれば3マナが出る。自動的なアンタップはできず、アンタップのためにも3マナを入れる必要がある。要は、まったく量的なロスのない、マナを貯める能力を持つアーティファクト。
もちろん色マナは失われてしまうわけだが、どんな色のデッキでも採用できるのは利点。魔力の櫃/Mana Vaultや厳かなモノリス/Grim Monolithと違い「出したターンに使えるマナを増やす」ようなことはできない。だが、例えば3マナしか出せない状況でも、これを使えば2ターンがかりで6マナが使えるわけで、それなりのマナ加速手段としては十分使用できる。
ティタニアの歌/Titania's Songとの相性の良さから、ティタニア・ストライクというデッキの主力にもなった。3マナで手札にある玄武岩のモノリスを全て一度に出すことができ、能力を失わせれば普通にアンタップするようにもなる。
- 自身が生み出す3マナでアンタップできるため、単体でアンタップ・タップを無限に繰り返せる。Power Artifactなどで起動コストを減らしたり、眷者の神童、キナン/Kinnan, Bonder Prodigyなどで出るマナを増やせば無限マナも可能である。
- Magic Onlineのキューブ・ドラフトイベント用に新規イラストが書き下ろされた[1]。統率者2013に収録された際も、こちらのイラストが採用されている。
- リミテッド・エディションには日本語版が存在しないが、統率者2013に収録された際に日本語名が与えられた。
- 日本語名が存在しない時代に制作されたMicroProse版マジック:ザ・ギャザリングや、小説ささやきの森/Whispering Woodsの邦訳版においても、「玄武岩のモノリス」と訳されていた。
オラクルの変遷
リミテッド・エディション~リバイズド版では、アンタップ効果はいつでも使用できるファストエフェクトという扱いで、3マナの支払いは起動コストとしては扱われなかった。
Duelist誌3号に、タップとアンタップの繰り返しによる悪用を止めるため、「玄武岩のモノリスは玄武岩のモノリスや魔力の櫃からのマナではアンタップできない」というエラッタが発表された(当時の魔力の櫃はアップキープに何度でもアンタップできた。魔力の櫃も同様のエラッタが出されている。)。そのうち魔力の櫃のマナに関しては、1995年6月に「玄武岩のモノリスからのマナではアンタップできない」と逆転のエラッタが出され、支払いに使用できるようになった(同時に魔力の櫃はマナの制約なしになった)。
1998年7月頃のオラクル更新で、アンタップ効果は(3)を起動コストとする起動型能力となり、起動コストに玄武岩のモノリスの能力によるマナは支払えないことが明記された。
2001年8月頃のオラクル更新で、起動コストの制限はなくなり、生み出されるマナに「このマナは玄武岩のモノリスという名前のパーマネントの能力には支払えない」という性質が追加されるようになった。
2006年7月のオラクル更新で、生み出されるマナの支払い制限はなくなり、自身のみでタップとアンタップを繰り返せるように戻された。
参考
- ↑ MTGO Cube Alternate Art(Daily MTG 2012年4月18日)