ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec
提供:MTG Wiki
Paladin en-Vec / ヴェクの聖騎士 (1)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃、プロテクション(黒)、プロテクション(赤)(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。それは黒や赤の何かによって、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
2/2対抗色の黒と赤へのプロテクション、さらに先制攻撃を持つ白のウィニークリーチャー。
ウィニーの中では3マナと重いが、除去されにくく戦闘にも強い。環境に黒や赤のビートダウン・デッキが多いならその対策として非常に優秀である。サイドボードに防御円と一緒に積んでみるのもいいかもしれない。相手が黒や赤なら間違いなく嫌な顔をされるだろう。
これが出たテンペスト・ブロックは赤単スライや黒シャドーウィニー(スーサイドブラック)の全盛時代で、カーノファージ/Carnophageやジャッカルの仔/Jackal Pupをよく押さえ込んでいた。また、ミラージュ・ブロックの浄火の鎧/Empyrial Armor、ウルザ・ブロックの崇拝/Worshipや最下層民/Pariahなど、前後のブロックにも相性が良いカードが多かった。そういった意味では、登場したタイミングは良かったと言える。第9版、第10版での再録時も高い除去耐性を生かしボロスウィニーやオルゾフ・アグロで活躍した。
- 同ブロックに存在した呪われた巻物/Cursed Scrollが天敵。そのため除去されないよう、十字軍/Crusadeや栄光の頌歌/Glorious Anthemを併用するプレイヤーが多かった。
- 初出のエクソダスでは眼鏡型の面当て(顔を守る防具のこと)付き兜をかぶる戦士、第9版再録時は円錐型兜の騎士、というように現実世界の鎧装束をモチーフにしたイラスト。だが、日本のファンにはその異国風の姿が奇抜と映ることもあるようで、前者は「特撮ヒーローのごとき変なメガネ」、後者は「とんがりコーン帽子」と揶揄されることがある。
- 第10版を選ぼうにて勝利し、第10版入りをした。それに伴い再びイラストが変わり、馬をひいた中年の騎士になった。
- 白騎士/White Knight(および後に登場した銀騎士/Silver Knight)のマナ・コストが増えたらプロテクションも増えたものとも言える。それらに比べて、コストが重いぶんウィニーとしてのキレは落ちているが、2色を同時に対策できるため安定感が高い。
[編集] 関連カード
[編集] 類似カード
2色へのプロテクションを持つ3マナの白のクリーチャー。
- 秘教の十字軍/Mystic Crusader - 黒と赤へのプロテクションを持つ。(オデッセイ)
- 裂け目抜けの騎士/Riftmarked Knight - 通常はプロテクションが黒のみだが、待機で唱えると色とプロテクションが白黒逆転した同性能トークンと共に出る。(次元の混乱)
- 静月の騎兵/Stillmoon Cavalier - 白黒の混成カード。白と黒へのプロテクションを持つ。(イーブンタイド)
- ミラディンの十字軍/Mirran Crusader - 黒と緑へのプロテクションを持つ。(ミラディン包囲戦)
その他。
- 大貂皮鹿/Great Sable Stag - 緑のクリーチャー。同じ3マナダブルシンボルで対抗色の青と黒へのプロテクションを持つ。(基本セット2010)
- ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader - 黒くなったミラディンの十字軍。プロテクションが赤と白に置き換わっている。(ミラディン包囲戦)
- 鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin - プロテクションではなく、対戦相手の黒と赤の呪文の対象にならないヴェクの聖騎士。(基本セット2014)
- ヴェクの聖別者/Sanctifier en-Vec - 2マナにして同じプロテクションとパワー・タフネスを持つ。先制攻撃を失った分戦闘力は下がったが、代わりに黒と赤に対する墓地対策能力というシステムクリーチャーの側面を持つようになった。また、名前にも類似性が見られる。(モダンホライゾン2)