ジャンドの魔除け/Jund Charm
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アラーラの断片の魔除けのジャンド版。モードは墓地追放と全体火力と+1/+1カウンターの配置。
黒のモードは貪欲な罠/Ravenous Trap。入れ替わりでスタンダード落ちしたトーモッドの墓所/Tormod's Cryptと比べるとかなり重く、後年に登場したラクドスの魔除け/Rakdos Charmが2マナで同じモードを持っていることを考えると物足りなく感じるが、それでも他の効果の強力さからメインデッキから投入しやすくなったのは非常に大きい。インスタントゆえの奇襲性もあるので、墓地利用デッキがメタゲーム上に存在するなら対策として十分機能するだろう。
赤のモードは紅蓮地獄/Pyroclasm。1マナ増えている上、新たな色が加わったためプロテクションに更に弱くなっているが、ウィニー対策としては許容範囲だろう。魔除けに組み込まれてインスタントになったため、クロック・パーミッションに対する対応力が上がった点は嬉しい。
緑のモードは補強2、または対象が単体になった並立/Stand Together。インスタントなのでコンバット・トリックを行いつつ永続的な強化が行えるのが強力。特に除去耐性の高いクリーチャーとは非常に相性が良い。
全体としてコントロール向けの赤のモードとビートダウン向けの緑のモード、そして特殊なデッキへの対策になる黒のモードと揃っているため何かと腐りにくく、かなり器用な良カードである。
リミテッドでは赤と緑のモードが非常に強く、色拘束さえ何とかなれば強力。構築でも赤のモードが強い。登場時のスタンダードではフェアリーという赤のモードの格好の的となるデッキがあった。相手がフルタップしたところで赤のモードで唱えれば霧縛りの徒党/Mistbind Clique以外のフェアリーはまず落ちたので、フェアリー側はメインデッキから常にこれを警戒したプレイングが求められた。フェアリー以外のコントロールデッキ相手でも緑のモードがあって腐りにくいため、クイックントーストやビッグ・マナにメインデッキから2~3枚採用されていた。
- 1番目のモードはニューカペナの街角で登場した同コストの魔除けである土建組一家の魔除け/Riveteers Charmにも搭載されている。ただし、そちらは緑のモードという扱いである。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
アラーラの断片の魔除けサイクル。各断片/Shardに1枚ずつ存在する。いずれもアンコモン。
- バントの魔除け/Bant Charm
- エスパーの魔除け/Esper Charm
- グリクシスの魔除け/Grixis Charm
- ジャンドの魔除け/Jund Charm
- ナヤの魔除け/Naya Charm