世界火/Worldfire

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赤の中でも最強クラスのリセット呪文。すべてのパーマネントの追放に加えて手札と墓地を一掃し、さらに各プレイヤーのライフ総量までも1点にしてしまう。赤単色でエンチャントも除去できるリセットは黙示録/Apocalypse以来。

そのまま唱えるとお互いにトップデッキ勝負になってしまい、運の要素が強すぎるため一工夫したい。

オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhovaや裂け目の稲妻/Rift Boltなど、追放領域を利用するカードには相性がよいものが多い。また覇権や忘却の輪/Oblivion Ringなど、戦場を離れる際に誘発する能力を使うのもよい。速攻かライフを減らすETBを持つパーマネント等を戻せば世界火を撃ったターンで勝負を決められるが、そこまでしなくてもクリーチャー等のダメージソースが戻ればよほどのことがない限り次の自分のターンで勝利が確定するだろう。ただし世界火に対応して除去が飛んでくることだけには注意が必要。

• 対戦相手がトップデッキのみで世界火を撃った返しのターンにできる妨害工作は、メムナイト/Memnite等の0マナクリーチャーを戦場に出す程度しかない。
• ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryなどインスタント・タイミングで世界火を唱えられるようになる手段を利用して火力呪文と共に撃てば即勝利できる。その場合は、はらわた撃ち/Gut Shotなどのピッチスペルならマナが掛からない。
  • スタンダードで共存できるラヴニカへの回帰にて、超音速のドラゴン/Hypersonic Dragonという色も一致する相方が登場。残りの1点分は1マナ火力である火柱/Pillar of Flameがちょうどよいか。
• 同じセット内では、トークンを残せるスラーグ牙/Thragtuskか忘却の輪あたりが好相性。
  • 対戦相手がコントロールする忘却の輪とでも（追放されたパーマネントがよほど特殊でない限り）友情コンボが成立する。もともとトーナメント級な上に赤に強いカードであるため、意外と成立しやすいかもしれない。
  • 逆に対戦相手がコントロールするスラーグ牙は天敵。当時の環境にスラーグ牙がかなりの確率で採用されているのは、このカードにとって逆風である。
• デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013の火炎生まれ/Born of Flameにプロモーション・アンロックカードとして収録されている。構築済みの都合上、上記のようなコンボが一切できない上マナ加速が皆無なので純粋な運ゲーを楽しめる。

[編集] 禁止指定

統率者戦では、2012年9月20日より禁止カードに指定された。あらかじめ出しておいたマナから統率者を唱えることができ、強力すぎると判断された模様^[1]。

その後2021年9月13日に禁止解除^[2]。合同勝利/Coalition Victoryや生命の律動/Biorhythm、さらに軽い即死コンボと比較して、世界火で勝利するために必要な下準備は問題となるほど簡単ではないと判断されるようになったため。

• 禁止は解除したものの、プレイヤー同士の取り決めやゲーム前の話し合いによって、世界火を望まないコミュニティでは使用しないことを推奨している^[2]。

[編集] 参考

1. ↑ Commander Official Banned List And Format Philosophy（StarCityGames.com 2012年9月19日 Sheldon Menery著）
2. ↑ ^{2.0 2.1} September 2021 Quarterly Update（2021年9月13日 統率者戦ルール委員会）

• リセットカード
• トリプルシンボルカード
• カード個別評価：基本セット2013 - 神話レア