威圧/Dominate
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通常のコントロール奪取オーラに比べると、マナがかかってしまうため大型クリーチャーに対しては使いづらいが、エンチャント除去を気にしなくてよく、何よりインスタントゆえの奇襲性・隙の少なさが魅力。例えば、対戦相手のクリーチャーの攻撃に対して、攻撃に参加しなかったクリーチャーを奪ってブロックに参加させられる他、相手の終了ステップに使えば立ち消えや打ち消しに弱いフリースペルの不実/Treacheryよりも隙を見せづらい。
この呪文のコスト・パフォーマンスは、対象とするクリーチャーのマナ総量に対するパフォーマンスに比例する。そのため、溶岩の猟犬/Lava Hounds、隠された恐怖/Hidden Horrorなどのマナ以外のコストを伴って戦場に出るクリーチャーや、キッカーなどの追加コストが支払われたクリーチャーを奪う場合は効率が良い。それらに対して、マッドネスや親和持ちなどといったコスト軽減が前提のクリーチャーは、マナ総量そのものは高めになっているため、効率が良いとはいえない。
通常の奪取オーラでは奪えない相手のターンにクリーチャー化したミシュラランドを奪えるのも特徴のひとつ。さらに土地のマナ総量は0なのでたった3マナで奪える。また、同じ理由でトークンを奪うのにも最適。狡猾な願い/Cunning Wishのサーチ経由で唱えられることも。
- ウルザ・ブロックとマスクス・ブロックのスタンダードでは不実というライバルが存在したが、上記の通り一概にどちらの方が強力とは言えなかった。実際、ミシュラランドを苦手とする青単コントロールでは不実より優先、あるいは双方が同時に投入されていた。
- オデッセイ・ブロックと入れ替わりで落ちてしまったのが残念。残っていれば獣群の呼び声/Call of the Herd対策として脚光を浴びていただろう。
- 条件付・割高な代わりに永続的に続く命令の光/Ray of Commandとも言えるが、効果や用途自体はかなり異なっている。特に、奪ったクリーチャーのアンタップや、それへの速攻付与などの効果はないことに注意。
- 威圧という、日本語名がこのカードと同じ開発部用語が存在しているが、特に関連性はない。
- デュエル・マスターズMTG編の牛次郎戦にて、攻撃したリバー・ボア/River Boaを奪い別の攻撃クリーチャーと同士討ちさせる場面があるが、このカードは対象をアンタップしないのでブロックに回すことはできず、実際にはこのようなプレイングは不可能である。