掘り起こし/Dig Up
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ソーサリー
切除(1)(黒)(黒)(緑)(あなたはこの呪文を切除コストで唱えてもよい。そうしたなら、角括弧の中の記述を削除する。)
あなたのライブラリーから〔基本土地〕カード1枚を探し、〔公開し、〕あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
そのまま使うと地勢/Lay of the Land。マナが十分に溜まったら切除コストで唱えて色拘束の強い魔性の教示者/Diabolic Tutorとしても使える上位互換。
単純に事故対策として有用であり、マナフラッド、マナスクリューどちらにも対応できる汎用性の高い呪文。初期手札にこれが入っていれば、土地が少なくてもキープを宣言できるのは過去の類似カード同様。中盤以降に引いてしまっても腐ることなく、その盤面に必要なカードを持ってこれるのが強み。切除呪文特有の、汎用性の高さが非常に噛み合っている一枚。
短所はあくまでこれ自体はサーチであり、他のカードあってこその存在である点。教示者は特定のキーカードに強く依存するタイプのデッキに搭載されるのが主だが、黒緑は互いの苦手分野をカバーする汎用性の高さが売りであり、逆に尖った爆発力を持たないのが特徴の組み合わせ。グッドスタッフやビート・コントロールなど、特定の勝ち筋に依存するタイプのデッキは見られず、そうなると土地事故以上の役割を与えるのが難しくなりやすい。単にビートダウン戦術を狙うのであれば、これを搭載する枠を優秀なクリーチャーや、土地含みの両面カードなどを入れておいた方が手っ取り早くなってしまう。
短所としては、この手のサーチは特定のキーカードに強く依存するコンボデッキやコントロールに採用されるのが主だが、黒緑は互いの苦手分野をカバーできる汎用性の高さが特徴で、グッドスタッフ、ビート・コントロールで組まれるケースが多い組み合わせ。登場時のスタンダードには特定の勝ち筋に依存するデッキは存在しておらず、単なるサーチとしては基本土地しか持って来れない、微妙に重いと帯に短し襷に長し、と中途半端な性能になりがち。単にビートダウンで勝つならその枠を優秀なクリーチャーなどにしておいた方がテンポ面での損失は無い。
強みとしては、イニストラード:真紅の契りで全色のスローランドが揃ったこともあり、過去よりも多色デッキに手を伸ばしやすくなっている点。色を増やすとカードプールが広がる分、事故が怖くなるのが欠点だが、これを添えることでその危険を減らすことができる。前述の通り、中盤以降は教示者としても使え、無駄になることが無い基板の安定として活躍することが可能だろう。今後の登場カードや、新たなコンボが発見されれば黒緑の2色デッキに搭載される可能性もある。
関連カード
サイクル
イニストラード:真紅の契りの、2色の代替コストを持つ切除呪文サイクル。マナ・コストは単色だが、切除コストは対抗色2色で、切除でルール文章の一部を取り除くことにより異なる色の役割の効果を発揮するデザインになっている。稀少度はレア。
- ランタンのきらめき/Lantern Flare(白、赤白)
- 有翼の先触れ/Winged Portent(青、緑青)
- 危難の道/Path of Peril(黒、白黒)
- 錬金術師の計略/Alchemist's Gambit(赤、青赤)
- 掘り起こし/Dig Up(緑、黒緑)