牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
接死
あなたがコントロールしていて接死を持つクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンター2個を得る。(毒カウンター10個以上を持っているプレイヤーは、このゲームに敗北する。)
自軍の接死持ちがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに、有毒2に相当するサボタージュ能力が誘発する伝説のクリーチャー。
2マナシングルシンボルで1/3接死というだけでもなかなかの性能。自身のみでも5回攻撃を通せば対戦相手を毒殺できるためクロック的には実質パワー4に相当し、かなり高性能なクリーチャーと言える。ただし頑張って毒カウンターを8個溜めさせても、除去耐性のないフィン自身が除去されれば4点ダメージを与えたに過ぎない戦況になってしまう。そのため他の接死持ちとともに攻めるか、フォーマット次第では感染など他の毒源も用意したい。
リミテッドでは接死を付与する厄害のルーン/Rune of Mortality、古き神々への拘束/Binding the Old Godsとのシナジーは当然のこと、単体でもブロッカーとして完璧。ケイヤの猛攻/Kaya's Onslaughtによる二段攻撃やドワーフの鎚/Dwarven Hammerによるトランプルなど応用も利きやすい。
登場時のスタンダードに毒カウンターを扱うカードはこれ一枚しかないが、初期環境では頭巾様の荒廃牙/Hooded Blightfangなどと組み合わせて接死持ちの小型クリーチャーで固めたデッキが考案された。
ローテーション後は接死を持つウィニーの質が下がったので、バイパーの牙、サリス/Saryth, the Viper's Fangで全体に接死を持たせる、暴走魔導士、デリーナ/Delina, Wild Mageでフィンのコピー・トークンを生成するなど、1ショットキルでの運用へとシフトした。
- デリーナや二科目専攻/Double Majorなどで、本来伝説であるフィンが複数並ぶとそれぞれが誘発する。つまり攻撃の通った接死持ち1体につき「フィン2人がいれば毒4個」。さらに「フィン3人がいれば毒6個」なので、フィン自身もアタッカーとしてカウント可能なことを考えると妨害に遭わなければ(1体がブロッカーに阻まれても)この時点で一撃勝利。フィン5人以上が並んでいるなら、接死の攻撃が1体ぶん通るだけでいい。
- 特にデリーナであればサイコロの出目次第で一気に複数コピーも可能なうえ、それらが攻撃している状態で戦場に出るため相性抜群。
関連カード
サイクル
カルドハイムの氏族の指導者サイクル。単色の伝説のクリーチャーで、それぞれブレタガルド/Bretagardの五つの人間氏族の指導者的存在である。レアに3枚、アンコモンに2枚存在する。
- 神に愛された者、シグリッド/Sigrid, God-Favored
- ルーン目のインガ/Inga Rune-Eyes
- 血空の主君、ヴェラゴス/Varragoth, Bloodsky Sire
- 傷頭のアーニ/Arni Brokenbrow
- 牙持ち、フィン/Fynn, the Fangbearer
ストーリー
フィン/Fynnは、カルドハイム/Kaldheimのブレタガルド/Bretagardの人間氏族の一つ、カナー/The Kannahの指導者。男性。星界の大蛇コーマ/Komaに傷を負わせた唯一の人間で、その有毒の血を浴びたことで自らも毒性を得た。
詳細はフィン/Fynnを参照。