切除
提供:MTG Wiki
切除/Cleave | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | イニストラード:真紅の契り |
CR | CR:702.148 |
切除(せつじょ)/Trainingは、イニストラード:真紅の契りで初登場したキーワード能力。それを持つ呪文がスタックにある間に機能する常在型能力である。
Fierce Retribution / 激情の報復 (1)(白)
インスタント
インスタント
切除(5)(白)(あなたはこの呪文を切除コストで唱えてもよい。そうしたなら、角括弧の中の記述を削除する。)
〔攻撃〕クリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。
Dig Up / 掘り起こし (緑)
ソーサリー
ソーサリー
切除(1)(黒)(黒)(緑)(あなたはこの呪文を切除コストで唱えてもよい。そうしたなら、角括弧の中の記述を削除する。)
あなたのライブラリーから〔基本土地〕カード1枚を探し、〔公開し、〕あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
定義
切除 [コスト]/Cleave [cost]は以下の2つの常在型能力からなる。
- あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払ってもよい。
- この呪文の切除コストを支払うことにした場合、そのルール文章中の角括弧の中の記述を削除するように変更する。(文章変更効果)
解説
切除コストを支払うことでインスタントやソーサリーの制限となる記述を削除し、より強力にすることができるキーワード能力。
イニストラード:真紅の契りでは全色に存在し、レアには単色だが対抗色との2色の切除コストを支払うことで対抗色の色の役割の呪文のようになるサイクルが作られた。
ルール
- 切除コストは代替コストなので、「マナ・コストを支払うことなく唱える」やフラッシュバックなど他の代替コストと一緒に支払うことはできない。代替コストの項も参照。
- 切除コストを支払って唱えた呪文がコピーされたなら、コピーも切除コストを支払ったものとして扱う。
開発秘話
切除メカニズムは元々、ニューカペナの街角の先行デザイン中に、犯罪的なフレイバーのメカニズムとして追加のマナを支払うことでルール文章を削除できるメカニズムとして考案された。その後ニューカペナの街角では没になったが、イニストラード:真紅の契りのセット・デザイン・チームにインスタントやソーサリー用のメカニズムとして採用された。
参考
- 『契り』から その2(Making Magic 2021年11月8日)
- 「切除」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 702 キーワード能力
- 702.148 切除/Cleave
- 702.148a 切除は、切除を持つ呪文がスタックにある間に作用する常在型能力2つを表すキーワードである。「切除[コスト]/Cleave [cost]」は、「あなたはこの呪文を、マナ・コストではなく[[[コスト]]]を支払うことで唱えてもよい。」と「この呪文の切除 コストが支払われていたなら、呪文のルール文中の角カッコ部分のすべての文章を取り除くことでこれの文章を変更する。」を意味する。呪文を切除 コストで唱えることは、rule 601.2bと601.2f-hの代替コストの支払いのルールに従う。
- 702.148b 切除の2つ目の能力は、文章変更効果である。rule 612〔文章変更効果〕参照。
- 702.148 切除/Cleave
- 702 キーワード能力