運命的不在/Fateful Absence
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インスタント
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を対象とする。それを破壊する。それのコントローラーは調査を行う。(手掛かり(Clue)トークン1つを生成する。それは、「(2),このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊できるが、代償として相手に手掛かりトークンを与えてしまう除去呪文。
石の宣告/Declaration in Stoneと比べると、除去対象は単体に限られるが、インスタントとなりプレインズウォーカーも除去できるようになったため汎用性は向上している。
インスタントかつ対象の条件がない除去は白には貴重であり、システムクリーチャーも破壊可能。2マナと軽いので、テンポ・アドバンテージは黒の除去並に取りやすい。
一方で相手に手掛かりトークンを与えてしまうデメリットがあるので、長期的に見るとカード・アドバンテージでは損をしてしまう。致命傷になるほどではないが、石の宣告と同様、トークンを有効活用される前に勝負を決められるアグロデッキに向いた除去と言える。また終盤に手札が枯渇したなら最悪相手の除去に合わせて自分のカードに使用してトークンでドローすることも可能。
ストーリー
イニストラード/Innistradの昼夜の平衡を取り戻す儀式は失敗に終わった。このままでは、吸血鬼/Vampireが人間/Humanを喰い尽くすのは時間の問題だ。ソリン・マルコフ/Sorin Markovは助言を求め、世界に飽きて長い眠りに就いている祖父エドガー・マルコフ/Edgar Markovを起こしに向かった。だがマルコフ荘園/Markov Manorの地下の霊廟に、エドガーの棺はなかった。昨日彼がここを離れていた間に、何者かが侵入し祖父を攫ったのだ。憤怒に燃えるソリンが見つけたのは、オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenからの手紙――彼女とエドガーの結婚式への招待状だった。
- Magic Storyでこのカードに該当する場面が描写されたのはイニストラード:真夜中の狩りではなく、それに続くイニストラード:真紅の契りの背景ストーリー中である[1]。
- イラストには空の棺が描かれているが、Magic Storyではエドガーは棺ごと攫われたことになっており、齟齬が生じている。また、フレイバー・テキストとMagic Storyの描写にも齟齬がある。
策略を察したソリンは祖父が眠る墓へと急いだ。しかしすでに先を越されたようだった。
脚注
- ↑ Episode 1: Tithes and Invitations/メインストーリー第1話:徴税と招待状(Magic Story 2021年10月28日 K. Arsenault Rivera著)