イタリックブルー

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イタリック・ブルーは、俗にいう青茶単のひな形となるパーミッションデッキウルザ・ブロック構築で行われたプロツアー予選で誕生し、圧倒的な強さで全国の予選大会を席巻した。

[編集] 概要


Grim Monolith / 厳かなモノリス (2)
アーティファクト

厳かなモノリスは、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
(4):厳かなモノリスをアンタップする。



Stroke of Genius / 天才のひらめき (X)(2)(青)
インスタント

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードをX枚引く。


マスティコア/Masticore不実/Treacheryなどを高速展開するために、厳かなモノリス/Grim Monolithなどのマナ・アーティファクトが用いられる。フィニッシャーには変異種/Morphlingパリンクロン/Palinchronが、ドローには天才のひらめき/Stroke of Geniusが採用され、マナ・アーティファクトに頼った重い構成になっている。

初期型ではスランの発電機/Thran Dynamoも採用され、エネルギー・フィールド/Energy Fieldウィニーに対抗してファッティで殴り勝つ構成になっており、打ち消し呪文は巻き直し/Rewindが4枚のみと言う構成だった。

しかしメタゲームが進むとミラーマッチを強く意識せざるを得なくなり、次第にマナ加速クリーチャー対策を減らして打ち消しの数を増やしていくことになる。末期の型ではサイクリングランドまで投入されており、完全にミラーマッチを意識した形である。

  • 製作者である石田格の名前に由来する、日本発祥のデッキ。イタリア発祥ではない。
  • 初登場のグランプリ九州99では優勝者の小宮忠義を含む5人をベスト8に送り込んだが、製作者の石田自身は初日落ちしてしまい、「こんなデッキ作らなければよかった」と嘆いたのは有名な話である。
  • イタリックブルーと呼ぶのはウルザ・ブロック構築の、中でもとりわけ初期型の青ファッティタイプを指すことが多い。パーミッションデッキの形を取るスタンダードでは、イタリックブルーではなく青茶単と呼ぶことが多い。

[編集] サンプルリスト

メインデッキ (60)
クリーチャー (7)
2 変異種/Morphling
2 パリンクロン/Palinchron
3 マスティコア/Masticore
呪文 (27)
4 無効/Annul
4 巻き直し/Rewind
4 天才のひらめき/Stroke of Genius
3 不実/Treachery
1 撤回/Rescind
4 魔力消沈/Power Sink
4 厳かなモノリス/Grim Monolith
3 スランの発電機/Thran Dynamo
土地 (26)
14 島/Island
4 枯渇地帯/Blasted Landscape
4 フェアリーの集会場/Faerie Conclave
4 離れ島/Remote Isle

[編集] 参考

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