クイントリウス・カンド/Quintorius Kand (ストーリー)

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クイントリウス・カンド/Quintorius Kandストリクスヘイヴン:魔法学院のキャラクター。カードとしてはストリクスヘイヴン:魔法学院の実地歴史家、クイントリウス/Quintorius, Field Historianが初出。

目次

解説

アルケヴィオス/Arcaviosの魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学の一つ、ロアホールド大学/Lorehold Collegeに所属するロクソドン/Loxodon魔道生徒/Mage-student。男性。長い鼻、大きな耳といったの頭部を持つが、牙は短く切ってある(イラスト)。通称クイント/Quint

クイントリウスは温和で真面目な古術師/Archaeomancerだ。羊飼いの家に生まれ、ランドルストーム軍学校/Rundlestrom Military Academyを除名された彼は、ロアホールドの魔道生徒としての真の情熱を見出した。進路を変えた長い思春期を経た彼は「自分自身を見つける」ことを何よりも望んでおり、世界の驚異的な歴史的名所を探索することでそれを成し遂げられると信じている。少しの指導を受けるだけで、彼はきっと自らの道を見つけることができるだろう。

クイントリウスは大図書棟/The Biblioplexの中でほとんどの時間を過ごし、研究のために古い書物を調べ回っている。彼は様々な本を手広く読んでおり、その頭には、役に立つかもしれない沢山の事実と知識が詰まっている。彼の魔法は通常、巻物や秘本に由来する――刃のように鋭い紙の黄金色のエネルギーを爆発させるのだ。

クイントリウスは歴史的記述の正確性を極めて重要だと考えている。真実もまた彼にとって重要だ。真実は神話ではなく事実の保存を可能にするからだ。彼は奨学金でストリクスヘイヴンに在籍しているが、足りない分の授業料は研究者たちと発掘現場で働くことで補っている。クイントリウスは大いなる未知のものを発見することで、ロクソドン種族の歴史と過去を学びたいと願っている。彼は自分自身と家族の名を知らしめることを目指し、一生懸命に研究している。熱心な学生である一方で、旅や探検の必要と願望を常に感じている彼は、その旅行熱が悩みとなっている。

経歴

課外授業/Extracurriculars

クイントは、新たにストリクスヘイヴンに入学したウィル・ケンリス/Will Kenrithの友人となった。大図書棟の自習室では、宿題に苦労するウィルの愚痴を聞きながら、二人の偉人が同一人物であるという歴史的発見をした(興奮して本に茶をこぼしてしまったが、呪文で元に戻した)。ストリクスヘイヴンの競技場/Strixhaven Stadiumでは一緒にメイジタワー/Mage Towerを観戦しながら、選手たちの使う魔法をウィルに解説した。

指導教官/The Mentor

クイントは、自分にあてがわれた霊魂/Spiritの指導教官、アステリオン/Asterionにうんざりしていた。この死者が語る話は貴重な歴史的事実でも何でもなく、スコーンや小型犬や日傘に関する取り留めのないものだったからだ。四回目の授業でクイントは彼の最期について尋ねたが――記録では、柱落とし/Pillardropに向かった後に行方不明になっている――よく覚えていないというのが答えだった。だが話の中で、アステリオンはとある一節を口ずさんだ。ロクソドンに伝わる祈りの詩、ジェドの聖歌/The Canticle of Jedだ。人間のアステリオンがそれを知っていることに驚くクイントに、彼は説明した。私は子供の頃、ロクソドンの保育者ヴィス・スヴォクノル/Vis Svokunolから沢山の物語を聞いた。柱落としに向かったのも、ロクソドンの失われし都、ザンタファー/Zantafarを探すためだ。そして言った、その都を見つけることが君の責務だと。

彫像に宿ったアステリオンとともに柱落としに向かいながら、クイントは早くも後悔し始めていた。彫像通り/Effigy Rowの彫像を許可なく持ち出すのは規則違反なのだ。もしバレたら、二年前と同じように退学処分になるかもしれない。転んで音を立て、教授/Professorホフリ/Hofriに見つかりながらも何とか誤魔化したクイントは、偉大な学者と話す貴重な機会を前に心揺れたが、あくまでも失われし都を見つけるべく、彼の誘いを断った。

二人は目的の洞窟に辿り着いたが、その中には一本の石柱があるだけで、都の存在を示すものは何もなかった。クイントは魔法の地図を調べ、この洞窟が調査済みであることを知った。クイントは死者の妄言を根拠なく信じたばかりか、出発前に地図すら確認しておかなかった自分に怒り、そしてその怒りをアステリオンにぶつけた。だがアステリオンは、都の話は嘘でも勘違いでもないと言い、そして過去を語った。人間とロクソドンの共生が当たり前でなかった当時、ヴィスは一方的な証言をもとに虐待され、最後には私の父によって処刑された。私はヴィスへの償いとしてザンタファーを探していたのだと。その話に心動かされたクイントは、せめて調べられる限りのことは調べようとアステリオンに呼びかけた。二人は都の伝説を振り返り、そして気づいた。ロクソドンの都が封印されたのだとしたら、相応しい者だけが辿り着けるようになっているはずだ。すなわち、ロクソドンに伝わる言葉を知る者だけが。クイントは石柱の前でジェドの聖歌を大声で唱え――洞窟が揺れ、石柱が沈み、穴が開いた。

道具一式を準備し、穴を降りようとするクイントをアステリオンは制止した。私はここで死んだはずだ、そして君には私のように死んでほしくないと。だがクイントは答えた、今回は独りではないと。そして穴を降下したクイントが見たのは、巨大なロクソドンの黄金の像、六百年前にここで転落死したアステリオンの死体、そして彼方に広がる無人の都、ザンタファーの姿であった。それはアルケヴィオスのすべてのロクソドンにとっての悲願たる、世紀の大発見だった。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

ストリクスヘイヴン:魔法学院
除名/Expel秘本破り/Tome Shredder石繋ぎの導師/Stonebound Mentor身震いする発見/Thrilling Discovery
統率者2021
過去起こし/Wake the Past

イラストに登場

ストリクスヘイヴン:魔法学院
除名/Expelロアホールドの命令/Lorehold Command石繋ぎの導師/Stonebound Mentor身震いする発見/Thrilling Discovery

登場作品・登場記事

参考

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