昨日の首飾り/Locket of Yesterdays
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Locket of Yesterdays / 昨日の首飾り (1)
アーティファクト
アーティファクト
あなたが唱える呪文は、それを唱えるためのコストが、あなたの墓地にあるそのカードと同じ名前を持つカード1枚につき(1)少なくなる。
墓地のカードを参照するコスト減少カード。自身のマナ・コストが非常に軽いため、序盤から戦場に出すことも重ね張りすることも容易だろう。
積極的に墓地を肥やしていけばより効果的。1ターン目にこれを出し、2ターン目にトレイリアの風/Tolarian Windsや焚書/Book Burning・不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkableを撃てれば、かなりの加速に期待ができる。デッキ構造上墓地が貯まりやすい、スクランブルエッグやセファリッド・ブレックファーストに入れてみても楽しいかもしれない。
- フラッシュバックを持つカードが墓地にあり、他に同名のカードが墓地に置かれていないときにフラッシュバックでそのカードを唱えてもコストは減らない。呪文は唱えることを宣言したときにまずスタックに置かれ、コスト減少の適用はそれより後だからである。
- これを活かすデッキなら、サーチカードとしては直観/Intuitionの相性がいいだろう。発掘を回していくのも良い。
- 戦場か手札に2枚の、墓地に1枚の師範の占い独楽/Sensei's Divining TopがあればSensei, Senseiのように無限に呪文を唱えることが可能。独楽はこのカードの加入と同時にスタンダードを去ってしまったのが残念。
- 「Yesterdays」を「昨日」と訳しているが、「昨日」の意味で使用する場合は不可算名詞となり「s」がつかない。この場合、「過ぎ去りし日々」と訳すのが適切と言える。また、「Locket」は首飾りではなく中に写真を入れられるフタ付きの装飾品を指し、必ずしも首にかけるものではない(懐中時計などロケットになっているものは他にもある)。イラストやフレイバー・テキストからも「過ぎ去りし日の写真入れ」、あるいは後年のロケットサイクルと同様に音写して「過ぎ去りし日のロケット」などと訳すのがより適切だろう。また、フレイバー・テキストにある「首飾り」も「写真入れ」とした方が、より「しまいこんでいった」という言葉に相応しかったかも知れない。
毎時、時刻が移り変わるたびに、持ち主は首飾りに秘密を囁き、しまいこんでいった。 裂け目が彼女を引きずり込んでいくなら、これは彼女の形見となり、彼女の記憶となるのだろう。