土地税/Land Tax
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エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
黎明期の超強力アドバンテージエンチャント。条件はあるが、毎ターン3枚も基本土地をサーチして手札に加えることができる。
「対戦相手のほうが土地が多い」という条件は限定的なように見えて実はまったく苦にならない。後攻ならば放っておいても勝手に満たすし、先攻であっても1回プレイしないターンを作れば同様。あるいはZuran Orbで生け贄に捧げてしまって無理やり数を減らすなどすれば確実に満たす。あとは増えた手札を変化の風/Winds of ChangeやBazaar of Baghdadで有効札にすり替えるもよし、大地の刃/Land's Edgeの起動コストに充てるもよし(タックスエッジ)。
コンボパーツとしてだけでなく、普通にマナスクリュー対策としても強力。土地破壊に有効の上に、手札を水増しさせることで手札破壊にも耐性ができる。ハルマゲドン/Armageddon後のリカバーに使うのも非常にいやらしい。基本土地しかサーチできないものの3枚もサーチできるので、多色の補助も十分可能。
とかく強力なカードではあるが、基本土地しかサーチできないのは欠点ではある。黎明期はともかく、昨今は強力な基本でない土地が増え、特に多色デッキでは基本土地はほんの数枚しか投入しないというケースもままあるため、真価を発揮しにくくなっている。
- 第5版では「スタンダード環境で禁止になったカードは除外する」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- 2010年のジャッジ褒賞として新規イラストのプロモーション・カードが配布された。バトルボンドでもこのイラストで収録された。
- バトルボンド日本語版カードでは「対戦相手1人があなたよりも~」とすべきところを「対戦相手が1人あなたよりも~」となってしまっている。
1996年7月1日より、スタンダードで制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定され、1997年1月1日より、スタンダードでは制限カードの廃止に伴い禁止カードに指定され、タイプ1.5では禁止解除される。1998年7月1日より、エクステンデッドで禁止カードに指定される。2004年9月20日より、タイプ1.5からの移行に伴ってレガシーで禁止カードに指定されたが、2012年6月29日より禁止解除。
関連カード
他のプレイヤーより少ない数の土地をコントロールしている場合に土地を探す白のカード。
- 税収/Tithe - インスタント。平地を1枚、条件を満たしていれば2枚手札に加える。(ビジョンズ)
- 土地の寄進/Gift of Estates - ソーサリー。条件を満たしている場合のみ、平地を3枚手札に加える。(ポータル)
- しもべの誓い/Oath of Lieges - エンチャント。各プレイヤーのアップキープに、そのプレイヤーは条件を満たしていれば基本土地を1枚探して戦場に出す。(エクソダス)
- 雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer - クリーチャー。タップ能力で任意の土地を1枚探して手札に加える。条件を満たしている場合のみ起動できる。(オンスロート)
- 白蘭の騎士/Knight of the White Orchid - クリーチャー。ETB能力で条件を満たしていれば平地を1枚探して戦場に出す。(アラーラの断片)
- オレスコスの探険者/Oreskos Explorer - クリーチャー。ETB能力で、自分より土地の多いプレイヤーの数のぶんだけ平地を探して手札に加える。(統率者2015)
- ボレアスの軍馬/Boreas Charger - クリーチャー。戦場を離れたときに、対戦相手1人との土地の差のぶんだけ平地を探し、1枚を戦場にタップイン、残りを手札に加える。(統率者2018)
- 地図作りの鷹/Cartographer's Hawk - クリーチャー。サボタージュ能力で平地1枚を戦場にタップイン。ただしこれ自身を手札に戻す。(統率者2020)
- 境界のレインジャー/Verge Rangers - クリーチャー。ライブラリーの一番上が土地ならそれをプレイしてよい。(統率者2020)
- 調和の守り手/Keeper of the Accord - クリーチャー。対戦相手の終了ステップに条件を満たしていれば基本平地1枚を探してタップイン。(統率者レジェンズ)