海門の残骸/Sea Gate Wreckage
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手札が無いときに起動することで後続の補充が出来る基本でない土地。過去のアーティファクトの愚か者の秘本/Fool's Tomeの能力に相当する。
起動にタップと無色マナを要求するため、これ以外にも無色マナが出せるカードを入れなくてはならないが、土地のみで、かつ生け贄などのコストを支払わずに起動できるのは優秀。無色マナが出るデッキでは手札を使い切った後の息切れ防止手段として期待できる。
スタンダードでは登場後からエルドラージデッキで採用される他、無色マナが確保できるコントロールデッキに1枚挿しされることが多かった。アモンケット・ブロック期でのラムナプ・レッドでも採用され、メインデッキから採用する型もあれば、サイドボード後のミッドレンジ型への変化用にサイドボードに仕込む型もある。
- 起動型能力でドローすることができる無色地形には荒廃した瀑布/Blighted Cataract、僻地の灯台/Desolate Lighthouse等があるが、こちらは色マナを要求しない点、土地を生け贄にする必要がない点等で使い分けができる。コントロールデッキなどの手札をため込むデッキとの相性は悪いので留意すべし。
- 「継続してドローできる土地」と言うとLibrary of Alexandriaを想起させるが、あちらとは起動条件が真逆になっているのが興味深い。
ストーリー
エルドラージ/Eldraziの群れに占拠されたゼンディカー/Zendikar最大の都市、海門/Sea Gateは、ギデオン/Gideon率いるゼンディカー軍によって奪還された。だがオブ・ニクシリス/Ob Nixilisの介入により目覚めた巨人/Titan、コジレック/Kozilekが腕を振るうと、海門は歪んで溶けるように破壊され、奇妙な色と模様の残骸と化した(イラスト)[1]。
かつて知識の中心であった海門だが、今では失われたものの思い出でしかない。
脚注
- ↑ The Rise of Kozilek/コジレック覚醒(Uncharted Realms 2015年12月9日 Kelly Digges著)