ゴーレム
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ゴーレム/Golemは、クリーチャー・タイプの1つ。魔法で自律する人形。
初出は第6版。黒曜石のゴーレム/Obsianus Golemなど、カード名にゴーレムを冠するアーティファクト・クリーチャー達が再録された際、それらに与えられた。新規カードで始めてタイプ行に印刷されたのはウルザズ・デスティニーのスランのゴーレム/Thran Golem。さまざまな次元/Planeで登場するクリーチャー・タイプであるが、ゴーレムであるカーン/Karnが作った次元・ミラディン/Mirrodinを舞台としたミラディン・ブロックで大きく数を増やした。続編のミラディンの傷跡ブロックではそれほど数は増えなかったが、代わりにゴーレム・トークンを生成するカードが多く収録され、部族カードも登場した。
アーティファクト・クリーチャーにのみ存在するが、有色アーティファクトであるガラス塵の大男/Glassdust Hulkのほか、特性定義能力ですべての色を持つギルド渡りの急使/Transguild Courierがいるため数少ない5色クリーチャーを擁するクリーチャー・タイプとなっている。サイズは中型~大型。それ以外には特に共通した特徴もないが、トリーヴァの従者/Treva's Attendantやチタンのゴーレム/Titanium Golemなどサイクルで作られる事もある。
部族カードは刃の接合者/Blade Splicerなどの接合者シリーズと先駆のゴーレム/Precursor Golem。
ゴーレム・トークンを生成するカードは前述の接合者の他、ミラディンの傷跡ブロックに無色の3/3のアーティファクト・クリーチャー・トークンを生成するカードが複数ある。その他に9/9のトークンを生成するタイタンの炉/Titan Forge、ゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・エンチャント・トークンを生成するパーフォロスの槌/Hammer of Purphorosなどがある(→トークン一覧)。
伝説のゴーレム・カードは銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golemと鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golemの2枚があるが、探検家タクタク/Tuktuk the Explorerの能力により戦場に出る復活のタクタク/Tuktuk the Returnedを含めると3体いることとなる。
- ゴーレムに変化するカードは翡翠像/Jade Statueなどがある。
- ゴーレムとは本来、ユダヤ教の伝承に登場する、石や粘土で作られた人形のことである。ヘブライ語で胎児の意。ゴーレムはその額に"emeth(真理)"と刻むことで命を吹き込むことができるが、この"e"を消して"meth"(死)にすることで倒すことができるとされている。多くのファンタジー作品と同じように、マジックのゴーレムも石や粘土、金属で作られた物が多いが、中にはガラスや藁、巻物など変わった材質で作られたものもある。
- 尖塔のゴーレム/Spire Golemなど、どう見ても人の形をしていないものもある。