世話/Wrangle
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反逆の行動/Act of Treasonの下位種。対象にできるのがパワー4以下のクリーチャーに限定された代わりに、1マナ軽くなった。
長らく存在しなかった2マナ以下の一時的なコントロール奪取呪文であり、テンポの面でもこの軽さは魅力的。また軽くなったことで自分のシステムクリーチャーをアンタップしてタップ能力の回数を水増しする用途にも扱いやすくなった。
ただし、赤は火力があるため小型クリーチャーへの対処は得意であり、この手の呪文は大型クリーチャー対策が主用途であるため、対象範囲が狭まったのはやはり無視できないデメリットである。カラデシュ・ブロックには+1/+1カウンターによる強化や機体など、このカードで対処しづらいシステムが多く含まれているのも難点。活躍できるかはこれまで以上にメタゲームに委ねられる部分が大きい。
スタンダードでは、色拘束は強いがあらゆるクリーチャーに加えて機体も奪取対象にでき、手札次第でテンポ・アドバンテージも稼げるカーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertiseの方が安定するだろう。
- イラストは、妨害工作にグレムリンを嬉々としてけしかける改革派/Renegadeの姿。
- その意味で、暴力の激励/Invigorated Rampage(イラスト)やグレムリン解放/Release the Gremlins(イラスト)はこれの大規模・集大成版である。個別項目も参照。
- 実際、登場時点でマジックに存在するほとんどのグレムリンを(トークンも含めて)これ一枚で「世話」する事が可能だが、唯一博覧会場の恐怖/Terror of the Fairgroundsだけは使役できない。パワー5まで対象にすると軽くなったメリットの方が際立つので仕方ないところか。
- 全体のフレーバーも、「完全にはコントロールできないクリーチャーを一時的に利用する」といった、カードの効果にぴったり沿うものとなっている。
グレムリンには忠誠心などないが、餌探しには熱心だ。