空虚自身/One with Nothing
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1マナで自分の手札をすべて捨てるインスタント。むろん、何かと併用しなければ自殺行為である。
暴勇デッキ、マッドネスデッキといった手札を積極的に捨てるデッキや、フラッシュバックなどの墓地利用デッキなど、このカードを活かせるデッキはいくらでも考えられる。しかし、下記のようにこれより優れたカードが色々と存在するため余程のことがない限りは使いたいものではなく、かなりのカスレアと評価せざるを得ない。
- カードの例
- 同じ1マナ、インスタント・タイミングで捨てる枚数が調整可能
- 朽ちゆくインプ/Putrid Imp(黒のクリーチャー。再使用可能)
- 聖なる儀式/Sacred Rites(白のインスタント。タフネス全体強化)
- 入門の儀式/Rites of Initiation(赤のインスタント。パワー全体強化)
しかし、プロツアーホノルル06でハウリング・オウル対策としてサイドボードに採用されたという実績を持つカードでもある。
また、上記のカードはいずれもモダンにおいて使用不可(基本セット2019現在)であり、いまだモダンにて現実的な代替カードは存在していないのも事実である。そのため、マッドネスなど「手札を捨てる」ことと相性のいいカードが出てくるたびににわかに注目され、そして忘れられる…ということが起こることがある。
- 集団意識/Hive Mindとのコンボがたまに挙げられるが、機知の終わり/Wit's Endや時間の滝/Temporal Cascadeで事足りるため実用的とは言い難い。そもそも、契約とのコンボのほうがはるかに強力である。
参考
- One With One With Nothing (Daily MTG、Mark Rosewater)
- カード個別評価:神河救済 - レア