不気味な徘徊者/Grim Strider
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自分の手札にあるカードの数だけマイナス修整を受けてしまう「逆マロー/Maro」的ホラー。
能力は登場時点のスタンダードで共存するゲラルフの傑作/Geralf's Masterpieceを思い起こさせる。こちらは準バニラだが、色が変わって軽くなったことで、手札を高速で消費するアグロ向きの性能へと大きく趣を変えている。手札を0~1枚に抑えられれば高いマナレシオを誇る優良クリーチャーとなるが、最大サイズでもバニラであることには変わりないため過信は禁物。
リミテッドではディスカードのシナジーを重視したデッキならば出番はある。ただし他のディスカードシナジーのカードと違い、手札が減らないサイクリングとはさほど相性が良くないことに注意。構築でも同様のコンセプトのデッキが成立すれば採用の余地はあるか。
- 記憶/Memoryを撃たれると即死してしまうのはご愛敬。
ストーリー
アモンケット/Amonkhetの砂漠を徘徊する正体不明の怪物。菱形の一つ目、仮面のような骨の顔、2本の角、異様に長い手足を持ち、その影のような身体は神々よりも大きい(イラスト)。
その視界に捕らわれた者は全身から力が抜けて動けなくなり、触れられれば瞬時に萎びて朽ち果てる。かつてサムト/Samut、デジェル/Djeru、ナクト/Nakhtの3人がヘクマ/The Hekmaの外に出たとき、ナクトがこの怪物の犠牲となった[1]。
「子供の頃ヘクマの遥か向こうを何かが歩いているのを見た。影のようにおぼろで神々よりも大きかった。今でも夢に見ることがある。」
脚注
- ↑ Trespass/侵入(Magic Story 2017年5月10日 Michael Yichao著)