トリスケリオン/Triskelion
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アンティキティー初出時から、第4版やミラディンでの再録時まで、時代を超えて活躍する強力なアーティファクト・クリーチャー。+1/+1カウンターを取り除き1点のダメージ与える能力を持っている。
戦場に出てしまえば、最低でも3点のダメージが確定しているのが便利。様々な使い方ができ、リミテッドではもちろん、構築でも、リアニメイトされたり、ライブラリーから直接出てきたり、またパーミッションなどで素出しされることもあった。動く死体/Animate Deadの活躍していた往年では釣るために、わざわざ自身に3発目を撃つこともあった。→Animate Mix
黎明期のペブルスでは、永劫の輪廻/Enduring Renewal+アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar+羽ばたき飛行機械/Ornithopterによる無限マナからのフィニッシャーにもなった。
- 死体のダンス/Corpse Danceとの相性も良い(繰り返し使うならば、これも3発目を自身に撃つことになる)。
- 心なき召喚/Heartless Summoningも相性が良い。こちらならば4マナで唱えられる上に、+1/+1カウンターを使い切れば自動で墓地に行ってくれる。
- ミラディン・ブロックではメフィドロスの吸血鬼/Mephidross Vampireとのカウンターコンボが有名。ロケットパンチでダメージを与えるたびに+1/+1カウンターを補充できるため、大半の(=対象に取れてダメージで破壊できる)クリーチャーを殲滅できる。この2体を同時に繰り出せる歯と爪/Tooth and Nailがあったことも大きい。基本セット2011近辺のカードでは血の長の刃/Blade of the Bloodchiefとで似たようなコンボができる。しかしダメージを与えるたびにカウンター補充とはいかないので、接死を持たせるなどのフォローが必要。
- 第5版では「アーティファクト・クリーチャーとしては低コスト」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
- ミラディンに再録された際にイラストが新しくなり、名前と能力を体現した部位が三本の腕から三本の脚に変更された。
- 名前の由来は恐らくtriskelion(三脚ともえ紋)。Triskeleとも呼ばれる。ギリシア語のtriskeles(三本の脚を持った)が原義である。
- ダメージを飛ばすことを俗に「ロケットパンチ」とも呼ばれたが、昔のイラストを見てもらえればなんとなく連想することができる。このイラストからかつては素材を無視して「木人」と呼ばれたことも。「コロ助」に対して区別する場合は「トリ助」と呼ばれる。
主な亜種
- ギザギザ・バイスケリオン/Serrated Biskelion - 名前の数詞が1小さい亜種(2)。ダメージではなく-1/-1カウンターを置く能力を持つ。(ウェザーライト)
- トリスケラバス/Triskelavus - 名前の数詞が同じの亜種(3)。テトラバス/Tetravus系列とのハイブリッド。能力自体はトリスケリオンとペンタバス/Pentavusをミックスさせたものに似る。分離のみで再度の合体は出来ない。(時のらせん)
- 不気味な戯れ児/Grim Poppet - トリスケリオンとは逆に、能力を使用すると大きくなる亜種(7)。ダメージではなく-1/-1カウンターを置く能力を持つ。(シャドウムーア)
- 歩行バリスタ/Walking Ballista - 乗るカウンターの数がX個のサイズ可変式亜種(X)(X)。(4)払う毎にカウンターを1つ増やせる起動型能力も併せ持つ。(霊気紛争)
赤のハイドラにも似た風な能力が多く存在するが、大抵は起動する毎にマナを要求する。
- 高熱のハイドラ/Molten Hydra - タップ能力で乗っているカウンターを一度に全て発射する亜種(1)(赤)。(1)(赤)(赤)払うごとにカウンターを1つ増やせる起動型能力も併せ持つ。(ウルザズ・レガシー)
- 古代のハイドラ/Ancient Hydra - 消散5で、+1/+1カウンターでなく消散カウンターを発射する亜種(4)(赤)。起動する毎に(1)払う必要がある。(ネメシス)
- 憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seed - 自分の赤か緑のクリーチャーの数だけカウンターが乗る伝説の亜種(2)(赤)(緑)。起動する毎に(1)払う必要がある。(ギルドパクト)
- 黙示録のハイドラ/Apocalypse Hydra - 乗るカウンターの数がX個のサイズ可変式亜種(X)(赤)(緑)。X=5以上ならカウンター数が倍に。起動する毎に(1)(赤)払う必要がある。(コンフラックス)