粗暴な協力/Savage Alliance
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インスタント
増呪(1)(2つ目以降に選ぶモード1つにつき、このコストを1回支払う。)
以下から1つ以上を選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とする。ターン終了時まで、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーはトランプルを得る。
・クリーチャー1体を対象とする。粗暴な協力はそれに2点のダメージを与える。
・対戦相手1人を対象とする。粗暴な協力はそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。
赤のアンコモンの増呪持ち呪文。白の神聖な協力/Blessed Allianceと対になっている。モードは、全体トランプル付与、単体クリーチャーへの2点ダメージ、対戦相手の各クリーチャーへの1点ダメージ。
トランプルの付与は使う場面を選ぶが、最後のひと押しに役立つため侮れない。単体への2点ダメージはマナ効率は悪いものの実用範囲内で、単体除去の枠を減らすことなく他の役割を持たせることができる。3つ目のモードはサイムーン/Simoon相当で、単独でもトークンやシステムクリーチャーを一掃可能で、ギリギリ生き残るようにブロックしてきたクリーチャーにトドメを刺すように使う、あるいはブロックを躊躇わせることもできる。
増呪コストが安く、3~5マナで使い分けしやすい。基本的には2番目と3番目のモードがメインで、必要に応じて4マナでタフネス3までのクリーチャーを焼くように使ったり、トランプル付与のモードを選ぶことになる。対戦相手がクリーチャーを並べて戦うデッキならどの局面で引いても役に立つだろう。一方、対戦相手がノンクリーチャーデッキや小数の大型クリーチャーに頼るデッキだと腐りやすく、プレイヤーに直接ダメージを与えられない欠点もあり、手放しで4枚積むようなカードではない。メタに合わせての採用になるだろう。
リミテッドではクリーチャーを使わないデッキはほぼ存在せず、同ブロックにはトークンを含めてタフネス1クリーチャーも多いため、焼く対象には困らない。またダメージレースを競う場面ではトランプルの有無が戦局を左右することも多い。色拘束も緩いので、赤が絡むデッキ全般で役立つだろう。
- トランプルの付与は緑に次いで赤も得意とする役割だが、コントロールするクリーチャー全体にトランプルを付与できる赤単色の非パーマネント呪文は意外にもこれが初登場。
- 単体へ付与する呪文ならいくつか存在し、パーマネントでは攻撃の元型/Archetype of Aggressionなどが存在していた。