安らぎ/Peace of Mind
提供:MTG Wiki
これ自体で1枚、起動コストとしてさらに1枚以上のカードを消費する。一般的なソーサリーやインスタントのライフ回復呪文でさえ、手札を1枚損するほどの割に合わないと評されがちなのに、それに輪をかけてカード・アドバンテージの損失が大きく、単なる回復目的では扱いづらい。
手札を捨てることを共鳴者として利用できるデッキ、あるいは強力なドローエンジンによって手札を大量に確保できるデッキならば、利用価値がぐんと増す。前者は、序盤を凌ぎつつ墓地を肥やす戦略を取る補充やリビングデスが代表例。また後者は特に黒のネクロポーテンス/Necropotence系統の「ライフと引き換えにドローする」カードが挙げられ、実際第9版ではファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaとのシナジーをメインに組み込んだ白黒のコントロールデッキがスタンダードで台頭していた。ハウリング・オウル対策としても注目されていたようだ。
異界月でも再録。低コストで能動的に手札を捨てられるためマッドネスと相性が良いが、イニストラードを覆う影ブロックでは白にマッドネスは割り当てられていないので多色にする必要がある。単体騎手/Lone Riderの変身条件を満たせるためリミテッドで一緒に採用する価値はあるだろう。
- この能力を持ったスペルシェイパーが滋養飲料の行商人/Tonic Peddler。
- エクソダス版のフレイバー・テキストが秀逸な一枚。
農民にはタダなのに、王様には絶対に買えないものなあに?― ダルの謎々
- 一方異界月版は精神の均衡を失い、廃屋で笑顔で過す老婆という不気味なイラストが特徴的。同じカードでありながらフレーバーが真逆である。