スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
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クウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerとスクリブ・スプライト/Scryb Spritesを足したようなクリーチャー。それらよりもマナ・コストが1マナ増えた分、それぞれが持つ「クリーチャー1体をアンタップする能力」と飛行に加え、瞬速とプロテクション(青)までおまけで付いてきた。フェアリーとは言え、青を超えたスペックを持つ緑のフライヤーは過去から通して見ても珍しい。
はっきりと書かれているのはプロテクションのみだが、他の能力も含めて一種の青対策カードに近い。青に対しては非常に強力な反面、緑としてはマナレシオはいまいちであり、焼かれやすいなどの欠点も持つ。
単純に回避能力持ちなので、緑お得意の強化による支援先として優秀である。プロテクションも心霊破/Psionic Blast、電解/Electrolyzeなどの青い除去が当時の環境には多かったのも追い風だった。
- トーナメントシーンでは主に以下のような活躍を見せる。相手にする場合は念頭に入れておこう。放っておくと思わぬ場所で「これが居なければ…」という事態が発生するので、見かけたら早めに除去しておくとよい。
- 幽体の魔力/Spectral Forceが次のターンはアンタップしないと思っていたら、これが飛び出してきて予想外のダメージに。→スクリブ・アンド・フォース
- 上陸や殴打蔦の葛/Vinelasher Kudzuの能力が、毎ターン確実に誘発する。
- 土地破壊を立ち消えさせられる。
- 相手のクリーチャーがフルタップしているので攻撃したら、これとアンタップしたブロッカーが飛び出し返り討ちに。 特に序盤で闇の腹心/Dark Confidant、巻物の大魔術師/Magus of the Scroll等のシステムクリーチャーを攻撃に誘う様がよく見られる。
- ピクルスコンボを決めたと思ったら、これが出てきて毎ターンクリーチャーと土地が一つずつアンタップ。しかもプロテクション(青)の強大な壁に。
- エターナルの青緑フィッシュでも採用されることがある。隙が少なく装備品の対象として理想的であり、また森(Tropical Island)を戻して出しなおすことで、土地を切り詰めているフィッシュの弱点を多少緩和できる。さらに呪文づまりのスプライト/Spellstutter Spriteの補助にもなる。
- ウィンドリーパー/Windreaper Falconの上位互換。
- ローウィン参入直後はフェアリーのクリーチャー・タイプを活かし、青緑フェアリーの主力として活躍していた。
- 沿岸の見張り/Coast Watcherを見るとその優遇ぶりがわかる。