トカシア/Tocasia
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トカシア/Tocasiaはウルザ/Urzaとミシュラ/Mishra、少年時代の2人の師匠。古いカードには「トケイジア」と書かれているものもある。
アーギヴィーア暦/Argivian Reckoningが始まるより前のドミナリア/Dominariaに生まれた人間の女性。考古学者である彼女は、スラン文明とアーティファクトについて詳しい。沙漠の民ファラジの一部族からも尊敬と協力を受け、スラン文明の遺跡発掘を行うキャンプを沙漠のはずれに設営した。そこではアルガイヴ/Argiveの社交界にデビューする直前の若い貴族の子弟を預かり、都会から離れた土地での風変わりな体験をさせるとともに貴族社会とのコネクションを維持していた。
AR10年頃、トカシアのキャンプをウルザとミシュラの兄弟が、彼らの父親に連れられて訪れる。兄弟の父親とトカシアは旧知の仲であった。兄弟の父に頼まれ、兄弟のことをあまり快く思っていなかった彼らの義母(兄弟の父親の再婚相手)に代わり、兄弟たちを引き取り育てる。それ以降トカシアは2人の兄弟の面倒を見る実質的に育て親の様な存在となり、一方で兄弟もトカシアのことをまるで実の母親の様に慕った。トカシアは兄弟たちにこの世界で生きる上で必要な知恵やキャラバン隊のキャンプで生活する上でせねばならぬ仕事など、様々なことを兄弟たちに身に着けさせる師匠となった。またトカシアは自身がその手で創作したり、復元したりしたオニュレット/Onulet、ぶどう弾カタパルト/Grapeshot Catapult、頭だけのSu-Chiなどの様々なアーティファクト・クリーチャーを見せながら、古代スラン文明やアーティファクトに関する知識を兄弟たちに教え、学ばせた。こうして2人の兄弟はトカシアの下で、工匠としての技術や心得を学んで育った。
AR20年、コイロスの洞窟で兄弟が石を見つけた数年後、兄弟がお互いの石を手に入れようと争った時に、二つの石の魔力に引き裂かれ、死亡。
公式小説The Brothers' War中では『old woman』と書かれており、2人の兄弟がまだ幼かった頃から既に年配の女性(つまりオバさん)だったことがうかがえる。小野敏洋著のコミックマジック URZA&MISHRAでは、著者の作風もあってか、グラマーで美人の若いお姉さんとして改変されて描かれている。
次元の混乱
異なる歴史を刻む平行世界では、ウルザ/Urza・ミシュラ/Mishra兄弟にアーティファクトの代わりに精霊魔法のレッスンをしている。その様子は原初のプラズマ/Primal Plasmaのフレイバー・テキストに描かれているが、2人の偉大なアーティファクト使いを育てた正しい歴史のトカシアとは、正反対と言ってよいほどの別人ぶりである。
トカシアはテーブルから歯車や楔を払い落とした。そして、目を丸くしている兄弟達の前で、彼女は純粋な精霊魔法のレッスンを始めた。(出典:次元の混乱)
登場カード(フレイバー・テキスト)
- ぶどう弾カタパルト/Grapeshot Catapult(アンティキティー、第4版、第5版)
- Mightstone
- Mishra's Workshop
- オニュレット/Onulet
- 羽ばたき飛行機械/Ornithopter(アンティキティー、リバイズド、第4版)
- 原初のプラズマ/Primal Plasma
- Su-Chi
- ウルザの工廠/Urza's Factory
- ウルザの塔/Urza's Tower(アンティキティー、クロニクル、第5版)
- Weakstone