大いなるガルガドン/Greater Gargadon
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クリーチャー — ビースト(Beast)
待機10 ― (赤)
アーティファクト1つか、クリーチャー1体か、土地1つを生け贄に捧げる:大いなるガルガドンから時間(time)カウンターを1個取り除く。大いなるガルガドンが待機状態であるときにのみ起動できる。
待機中にパーマネントを生け贄に捧げることで、自身の時間カウンターを取り除く能力を持つファッティ。
待機するためのコストが軽く、戦闘や除去により場を離れることが確定したクリーチャーなどを生け贄にすればカード・アドバンテージを失うことなく時間カウンターを減らせるので、「待機10」の割には早いターンで場に出すことが可能である。 モグの戦争司令官/Mogg War Marshalのような単体で複数のパーマネントを生み出すカードと組み合わせれば更に加速できる。 待機によって得られる速攻も巨体にマッチして強力で、一気に10枚のパーマネントを生け贄に捧げ、1マナから捨て身の奇襲を行うことも不可能ではない。
能動的に自分のパーマネントを生け贄にできるという点もポイントであり、多くのシナジーを形成する。 この手のカードとしてコストが安く生贄可能な範囲が広い上、起動にマナも使用しない点から場のカードを墓地に送るエンジンとして非常に優秀。 ただし赤という色の特性から、エンチャントを生け贄には出来ない点には注意が必要である。
また、場に出るタイミングをある程度コントロールできるため、全体除去との相性がよい。 「リセットに巻き込まれる自分のパーマネントをあらかたこれの生け贄に→無人の荒野にこれが1体」という強力なコンボを狙うこともできる。
上記のようなシナジーやコンボを主軸としたデッキの他、待機コストの軽さからウィニーやスライなどの速いデッキにも採用される。 戦闘ダメージの処理や除去に対応してクリーチャーを生け贄にしつつターンを消化していけば、ちょうど息切れしてきた頃に場に出るのである。 更に、前述のように相手の全体除去に対する耐性も期待できる。
クリーチャーのぶつかり合いが中心の環境であるリミテッドにおいても、デッキの動きを阻害せず利用できる優秀なフィニッシャーである。
- 名前からわかるようにレッサー・ガルガドン/Lesser Gargadonの兄弟分。
パーマネントを生け贄に捧げる能力と、タフネスがパワーより2小さい点が共通である。 →参考:Card of the Day - Thursday, March 29, 2007 ただし「Lesser」と「Greater」がそれぞれ「レッサー」と「大いなる」と訳されているため、英語版のカード名上の統一感は失われてしまっている。
こうなると、氏の発言にある「超新星の僧侶」や「ブラックホールの魔道士」も期待してしまいたくなる。
- 練達の育種師、エンドレク・サール/Endrek Sahr, Master Breederが出ている状態で1体目をプレイするとトークンがちょうど10体出るので、2体目の待機を一瞬で終わらせることができる。