魂売り/Spiritmonger
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クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
5マナ6/6の強力な基本性能に過剰なまでのプラス能力を詰め込んだ、バーゲンセールのようなクリーチャー。
色変更により防御円を突破でき、恐怖/Terrorのような一般的な黒の破壊系除去も効かない。 また、高いタフネスに加え再生まで持つため大抵の火力も通用しない。 さらに悪いことには戦闘で大きくなるため、相手はブロックするか通すかのジレンマに陥るという疑似回避能力まで備える。 プロテクション持ちにブロックさせようにも、ほとんどの場合色変更により無力化させられる。 当時対処できたのは終止/Terminateや神の怒り/Wrath of Godといったごく一部のカードのみ。 あとはカウンターするか排撃/Repulseなどのバウンスで時間を稼ぐかしかない。
アポカリプスで登場した対抗色でデッキを組ませようという魂胆が見え見えのオーバーパワーなカードの代表格。 コイツの登場によりトーナメントから姿を消した緑の大型クリーチャーは多い。 対抗色とはいえゲームバランスを考えないデザインには批判も多く、やはり何らかのデメリットは必要だった様にも思える。 唯一欠点があるとしたら、回避能力を持たない事か。 当時は夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar、幽体オオヤマネコ/Spectral Lynxで止まる事が多く、大量の苗木によるチャンプブロックで凌がれることもあった。
The Rock等の主力になった他、パーミッションでもこれをフィニッシャーに据えた物もあった。→カウンターモンガー また、これを導入するためだけにファイアーズに黒をタッチした、ダークファイアーズという亜種が生まれた。
- WotCで行われた[[1]]で最優秀賞に選ばれた作品を元にしている。
- メルカディアン・マスクスに登場する「売り/Monger」サイクルとは一切関係ない。
- 第8版の飛行/Flightのイラストにも登場。
- グランプリ京都07においてグランプリ本戦参加者全員に新規イラスト&新枠のプロモーション・カードが配布された。
- タイムシフトとして再録が検討されたが、テストプレイの結果、案の定あまりにも強力すぎ、新しいカードが見向きもされなくなるのではないかと思われるほどだった。
そうなってしまっては、タイムシフトの存在そのものが疑問視されかねないため、結局再録は見送られることとなった。
- 穴が開いた黒緑クリーチャーの枠にはヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dalが収まったらしい。
参考
- [Article: Remember Me?](Wizards社;英語)
- カード個別評価:インベイジョンブロック