Zvi Mowshowitz

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2013年8月19日 (月) 20:35時点におけるGotcha! (トーク | 投稿記録)による版
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ズヴィ・モーショヴィッツ(Zvi Mowshowitz)は、アメリカのマジックプレイヤー、元ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社員。

目次

解説

世界最高峰のデッキビルダーとして、そのアイデアと理論は世界中から認められている。プレイヤーとしても一流で、プロツアー東京01優勝、プロツアーサンデー4回、生涯獲得プロツアー・ポイント261点という実績を持つ。その実績から、2007年にマジック・プロツアー殿堂入りを果たしている。

プロツアーで結果を残す以前は、製作したデッキの動きの難解さから「奇才」の異名を持っていた。その後「マイ・ファイアーズ」でのプロツアーシカゴ00ベスト8、「ソリューション」でのプロツアー東京01優勝でそのマジック理論の正確さを結果で示した。

2005年からウィザーズ社のR&Dに所属し、公式サイトでマジックの戦術についてのコラム「The Play's the Thing」を連載していた。2006年4月、自らの意思でウィザーズ社を退社し、コラムもその時に終了している。

退社後もマジックプレイヤーとして活動しており、殿堂入りに伴うプロプレイヤーズ・クラブレベル5相当の権利で、世界選手権07以降しばしばプロツアーに参加している。当初はアメリカ国内のイベントになら参加するかもしれないと表明していたが、2008年にはプロツアークアラルンプール08にも参加していた。グランプリポートランド13では約10年ぶりにベスト8入りを果たしている。

  • ウィザーズ社での仕事については、長年あこがれ続けてきたのに、実際始めてみたら一年強で「全く楽しくないことに気付いた」のだとブログで述懐している。周りには賢くて楽しい人間がたくさんいて、その人たちと話したり、終業後にボードゲームをやったり、食事に行ったりするのは全部楽しかったのに、肝心のR&Dの一員としての仕事は期待していたようなものとは全く違ったのだという。また毎週のコラムも大きな負担だったと書いている。いい記事が書けたと思っても反応はなく、それでいて出来の悪い記事を書くと叩かれた、と。最終的には自分はこの仕事を望んでいないのだと結論付け、同社を離れることを決意した。
  • 神河物語でのレジェンド・ルール変更のアイディアはズヴィによる提案である。

逸話

マジック関連

  • ターボランドに愛着を持っていることで知られる。2000年頃からエクステンデッドのプレミアイベントでターボランドを使い続け、とうとうグランプリニューオーリンズ03で優勝を果たした時には公式のカバレッジで「世界は間もなく終わりを迎える予定だ」(原文は英語)とまで書かれた。
  • ドルイドの誓い/Oath of Druidsが禁止になってもなおターボランドを一応組もうとしてみたりしていた。

マジック以外のゲーム関連

  • ウィザーズ社のサイバーパンクTCG『NetRunner』(ガーフィールド氏の3作目のTCG)の熱烈な愛好家としても知られている。サイドボード・オンラインの「Ask the Pros」コーナーで、「マジック以外で一番好きなTCGは?」という質問に対して「断然『NetRunner』だ」と回答している。ウィザーズ社が『NetRunner』のサポートを停止した後には版権を買い取ってサポートを続けることを企図し、具体的な新カードセットまで構想するほどだった。最終的にはウィザーズ社の翻意によりこの買収は成立しなかった。後にズヴィは「ウィザーズ社は売り渡した『NetRunner』が成功を収めてTCG市場において自身のライバルとなるわずかな可能性を恐れたのだろう」と述べている。
  • その後、大学の修士課程を終えたズヴィは、ゲーム・デザイナーとして奇しくもNetRunnerと同じTRPGを元ネタにしたTCG『Cyberpunk』を他社から世に送り出した。しかし売れ行きはもうひとつで、その会社は現存しない。

その他

  • 「キシシシシシ」という笑い声で有名。世界選手権99の決勝会場で、ひとり楽しそうにハーゲンダッツを食べていた姿が印象に残っている。このとき、海外の選手を招待した食事会を開いたのだが、日本人以外のプレイヤーで来たのは彼ただ1人だった。
  • 以前はふくよかな体格が特徴であったが、2003年の秋頃から痩せていき、以前とは別人のようになってしまった。彼女ができたのがその理由とか。

主な戦績

プロツアー

その他

主な使用デッキ

主な担当セット

参考

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