西風の突撃/Zephyr Charge
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起動型能力でクリーチャーに飛行を与えるエンチャント。有色になった代わりに扱いやすくなった鯨骨の滑空機/Whalebone Gliderといったところ。
無条件に自軍全体に飛行を与える空中浮遊/Levitationに比べると、マナ・コストが軽いとはいえ、最終的には割高になってしまう。テンポの損失が大きく構築では無用の長物だが、リミテッドではなかなか強力。
対戦相手のクリーチャーにも飛行を与えることができるので、イリュージョンによくある「対象に取られたとき生け贄に捧げる」系のデメリットを突く、飛行対策カードと組み合わせるなど、空中浮遊ではできない芸当もできる。特に同セットの夢への放逐/Dismiss into Dreamとのコンボは強烈で、呪禁やプロテクション(青)持ち以外を完封してしまえる。
- フレイバー・テキストは孫武の作とされる兵法書、孫子からの引用。ちなみに、孫子は兵法書の書名であると同時に孫武の尊称でもある。
「およそ軍は高きを好みて下きを悪み、陽を貴びて陰を賤しむ。」― 「孫子」