月霧/Moonmist
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人間を変身させるインスタント。狼・狼男以外への濃霧/Fog効果もある。
変身条件が不安定な狼男を能動的に変身させることができる貴重なカード。狼男デッキでは並べた狼男をすべて背面にした上で、戦闘ダメージを一方的にシャットアウトする強烈なコンバット・トリックとなる。対戦相手が狼男でチャンプアタックしてくるようなら、蜘蛛の掌握/Spidery Graspなどと共にこのカードも警戒する必要があるだろう。
相手次第では1マナ重い濃霧としても機能する。ターボフォグのようなデッキが組まれるなら5枚目以降の濃霧として使われるかもしれない。
フレイバー的には狼男のサポートカードだが、人間であれば狼男でなくても変身するため、スレイベンの歩哨/Thraben Sentryなどを能動的に変身させることもできる(そのターンは戦闘ダメージを与えられないことに注意)し、逆に相手の昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationなどを正面に戻すこともできる。
狼男の変身目当てで使う場合は同一ターンに余計な呪文を使わないように注意。大抵の狼男の再変身条件が同一ターンに二つ以上の呪文の使用なので、うっかり元に戻してしまうミスをしやすいのである。
- 「霧が光を遮ることで擬似的な夜を作り出す」というフレイバー。部族カードでありながら、部族デッキ以外でも使用可能なコモンのカードとしてデザインされた。これはあくまで部族はサブテーマであり、ドラフト環境に部族デッキしか存在しないのは好ましくないとされたためである。(→Scary Stories, Part 1/恐るべき物語 その1参照)
- 霧月/Mistmoonは名前が似ているだけで設定上は全く関係ない。
- 異種移植/Xenograftなどで人間のクリーチャー・タイプを追加してやれば元が人間以外の両面クリーチャーも変身できる。
- 機械の行進/March of the Machinesも出ていれば、束縛の刃、エルブラス/Elbrus, the Binding Bladeを変身させることも可能。生の杯/Chalice of Lifeもこの方法で変身できるが、背面はマナ・コストを持たないアーティファクトのため変身してすぐに死亡することに注意。
- 背面が狼の人間トークン・カードが実際にあるが、変身されない。