ブロック (総称)
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ブロック(Block)は、1年間のあいだに発売されるエキスパンション群の総称。かつてはサイクルとも。
基本的に同一ブロック内ではテーマやストーリー、システムが統一されていることが多い。
「大→小→小」の3つのエキスパンションで構成されるのが基本だが、近年は例外として「大→小→/大→小」の2+2=4つ(ローウィン=シャドウムーア・ブロック)や、「大→小→大」(ゼンディカー・ブロック)といった変則型も実験的に採用されている。
概要
毎年10月に、第1セットである大型エキスパンションが発売され、新ブロックの幕開けとなる。そのエキスパンションの名前(またはその一部)を取って「~ブロック」と呼ぶ。
その翌年の2月と6月に、第2・第3セットである小型エキスパンションが発売される。第2セットのことを「第1エキスパンション」、第3セットのことを「第2エキスパンション(最終エキスパンション)」と呼ぶことも多い。
ブロックの大型エキスパンションには必ず、基本土地や各種基本的な効果を持つカード(一例としては帰化/Naturalizeなど)が収録される。これにより、「エンチャントを壊すカードが1枚も存在しない!」などの理由で戦略が制限されることは起こりにくい。1つのブロックに含まれるカードのみでデッキを構築する「ブロック構築」というフォーマットが成立する。
ブロック一覧
2013年5月段階では、以下のブロックが存在する。
- 1995~1996年 アイスエイジ・ブロック(アイスエイジ・サイクル) (アイスエイジ、
ホームランド、アライアンス、コールドスナップ)- 2006年8月にホームランドが離脱しコールドスナップと置き換わった。
- 1996~1997年 ミラージュ・ブロック(ミラージュ・サイクル) (ミラージュ、ビジョンズ、ウェザーライト)
- 1997~1998年 テンペスト・ブロック(ラース・サイクル) (テンペスト、ストロングホールド、エクソダス)
- 1998~1999年 ウルザ・ブロック(アーティファクト・サイクル) (ウルザズ・サーガ、ウルザズ・レガシー、ウルザズ・デスティニー)
- 1999~2000年 マスクス・ブロック(マスカレイド・サイクル) (メルカディアン・マスクス、ネメシス、プロフェシー)
- 2000~2001年 インベイジョン・ブロック (インベイジョン、プレーンシフト、アポカリプス)
- 2001~2002年 オデッセイ・ブロック (オデッセイ、トーメント、ジャッジメント)
- 2002~2003年 オンスロート・ブロック (オンスロート、レギオン、スカージ)
- 2003~2004年 ミラディン・ブロック (ミラディン、ダークスティール、フィフス・ドーン)
- 2004~2005年 神河ブロック (神河物語、神河謀叛、神河救済)
- 2005~2006年 ラヴニカ・ブロック (ラヴニカ:ギルドの都、ギルドパクト、ディセンション)
- 2006~2007年 時のらせんブロック (時のらせん、次元の混乱、未来予知)
- 2007~2008年 ローウィン=シャドウムーア・ブロック
- 2008~2009年 アラーラの断片ブロック (アラーラの断片、コンフラックス、アラーラ再誕)
- 2009~2010年 ゼンディカー・ブロック (ゼンディカー、ワールドウェイク、エルドラージ覚醒)
- 2010~2011年 ミラディンの傷跡ブロック (ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア)
- 2011~2012年 イニストラード・ブロック (イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還)
- 2012~2013年 ラヴニカへの回帰ブロック (ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路)
これら以前のエキスパンション(アラビアンナイト~フォールン・エンパイア)には、ブロックという概念は無い。アイスエイジより3つ前に発売されたレジェンドは比較的枚数が多く、かつ新ルールを搭載した1パック15枚入りのエキスパンションではあるが、独立型エキスパンションとしての機能はなく、ブロックを形成しない。このような古いエキスパンションを総称して俗に「オールドエキスパンション」と呼ぶ。