グランビル

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グランビル (Granville)は、初期のType1で流行った高速デッキヴィンテージレガシーでも作られることがある。デッキ名は製作者のGranville Wright(グランビル・ライト)から。



空飛ぶ男/Flying Menスクリブ・スプライト/Scryb Spritesなど回避能力のある1,2マナクリーチャー巨大化/Giant Growth血の渇き/Blood Lust不安定性突然変異/Unstable MutationBerserkなどの軽い強化呪文を大量に使い相手を殴り殺すデッキ。

大体は青赤緑の3で構築される。それゆえ初期のType1当時の制限カードを数多く投入することができた。またメタゲーム次第でメインデッキからカウンターから火力を増量することもでき、青霊破/Blue Elemental Blast赤霊破/Red Elemental Blastエレファント・グラス/Elephant Grassなど、変幻自在のサイドボード戦略を取ることができた。

飛行持ちが多いためMoatで止まらず、クリーチャーを大量に展開するわけでもないので神の怒り/Wrath of Godネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskなどのリセットにもある程度の耐性を有する。そのため、コントロールデッキの天敵とされた。

クリーチャー戦も得意とし、地上戦用に密林の猿人/Kird Ape、制空用にSerendib Efreetが活躍する。

しかし近年では、同じ色構成、同じ構造で、クリーチャーや強化呪文にそれほどスロットを割かなくても済む青緑スレッショルドに取って代わられてしまった印象が強い。スレッショルドに比べてアドバンテージを取りにくく、スピードに特化したがゆえの安定性・対応力の低さは無視できない弱点だったようだ。

感染の登場後は、主体の感染デッキがほぼ同様の動きをする。感染能力自体がデッキコンセプトと相性がよく、ライフの回復という弱点も克服した。

  • 後期型には怨恨/Rancor帰化/Naturalizeが追加された。
  • 帰化の登場によりエンチャントアーティファクトへの耐性は高くなったが、数ターンで決着をつけられないとまず息切れして敗北する白黒はっきりしたデッキなのは、今も昔も相変わらずである。
  • 20点ピッタリを削りきるようにデザインされてるので、ライフ回復するカードが弱点となる。
  • マジック黎明期、Mark Rosewaterが好んで使用していたデッキがコレ。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (17)
3 極楽鳥/Birds of Paradise
4 スクリブ・スプライト/Scryb Sprites
4 密林の猿人/Kird Ape
3 空飛ぶ男/Flying Men
3 Serendib Efreet
呪文 (28)
1 Black Lotus
1 Mox Sapphire
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Ancestral Recall
1 Time Walk
1 Timetwister
1 Wheel of Fortune
1 Regrowth
1 Berserk
4 巨大化/Giant Growth
4 不安定性突然変異/Unstable Mutation
4 血の渇き/Blood Lust
4 稲妻/Lightning Bolt
2 Chain Lightning
土地 (15)
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
1 森/Forest
2 島/Island
3 Tropical Island
3 Volcanic Island
3 Taiga
2 真鍮の都/City of Brass
サイドボード
3 赤霊破/Red Elemental Blast
3 青霊破/Blue Elemental Blast
3 調和の中心/Concordant Crossroads
2 Chain Lightning
2 心霊破/Psionic Blast
2 露天鉱床/Strip Mine

参考

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