テイサ・カルロフ/Teysa Karlov (ストーリー)
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テイサ・カルロフ/Teysa Karlovは、ラヴニカ・ブロックおよびラヴニカへの回帰ブロックのキャラクター。カードとしてはギルドパクトのオルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scionが初出。
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解説
ラヴニカ/Ravnicaのギルド/Guildの1つ、オルゾフ組/The Orzhov Syndicateに所属する人間の弁術士/Advokist・法術士/Lawmage。女性。小説Guildpactの主人公である。
オルゾフ総統の直系の血筋に当たる正当後継者で、実力と野心を兼ね備えた才女。敏腕の法律家であるだけでなく、言語にも精通している。
経歴
Guildpact
再開発地域ウトヴァラ/Utvaraを相続したテイサは、オルゾフの総統、側近のメリスク/Melisk、イゼット団/The Izzetのゴブリン・クリックス/Crixと共にその地へと向かうが、道中でグルール一族/The Gruul Clansの盗賊団の襲撃に遭い、クリックスが攫われ、総統が死亡する。
ウトヴァラの市街地に辿り着いたテイサはピヴリック/Pivlicの宿の一室を借り、医師ネブン/Nebunにこの地に残る疫病の治療薬を作れないか打診したり、イゼット団との友好を考えてクリックス救出の手配をしたりと、ウトヴァラ統治の準備を進める。しかし総統の死を考えるたびに持病の睡眠発作が悪化することに疑念を抱いた彼女は、幽霊議員オブゼダート/Obzedatの一員となった総統を問い質し、恐ろしい真実を知る。自殺した者はオブゼダートに加入することはできない。そのため総統はテイサに自分を殺害させ、その記憶をメリスクに消去させていたのだった。さらにオブゼダートとイゼット団が大釜/Cauldronで大きな計画を進めていることを聞かされ、怒りに震えるテイサは総統の映る鏡を粉々に割り、大釜へと出発する。
大釜ではイゼットの魔道士卿/Magelord・ゾマジ・ホーク/Zomaj Haucがドラゴンの卵を孵化させ、世界を支配しようとしていた。その場に現れたテイサだが、ホークはクリックスの金属腕に刻まれた呪文によってドラゴンを操り、それに乗って飛び去ってしまう。言語に長けるテイサは古のドラゴン語の呪文を解読し、もう1体のドラゴンを操って後を追う。ドラゴン同士の空中戦の末、ホークは投げ出されて崖に激突し、その危険な計画は阻止されたのであった。
Dissension
プラーフ/Prahvの法廷でテイサは、フェザー/Featherの弁護人をしていた。しかしその場にボロス軍/Boros Legionの空中要塞・パルヘリオン/Parhelionが墜落。テイサとフェザーはその内部へと入るも、ディミーア家/House Dimirのシェイプシフターに捕らえられてしまう。その後アグルス・コス/Agrus Kosの活躍により2人は救出される。
すべてが終わった後、その脆さを知りながらも、テイサは魔法的拘束を持たない新しいギルドパクト/Guildpactを作成した。
ラヴニカへの回帰ブロック
オブゼダートに公然と反抗したテイサだが、時が経ち、彼女は大特使/Grand Envoyと呼ばれる前例のない地位に就いた。これはギルド指導者・オブゼダートの公的代弁者兼特使という立場であり、実質的なオルゾフの最高権力者は彼女ではないかと見る者も多い。
イゼット団が新たな研究施設のために土地を探し始めたことを受け、テイサはオルゾフ組に再結成を呼びかけた。遥か昔にオルゾフのものとなった土地の権利を主張するために、そしてニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの計画から利益を得るために。
登場
登場カード
フレイバー・テキストに登場
- ギルド門侵犯
- 都邑の庇護者/Urbis Protector、不毛の地のバイパー/Wasteland Viper、神秘的発生/Mystic Genesis、不死の隷従/Immortal Servitude
登場作品・登場記事
- Signing Onto the Guildpact/ギルドパクトに署名を(2006年1月9日 文:Rei Nakazawa 訳:進藤欣也)
- Ravnica, Then and Now/ラヴニカ、その過去と現在(Feature Article 2012年8月29日 文:Adam Lee 訳:若月繭子)
- Planeswalker's Guide to Gatecrash: Part 2/プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その2(Feature Article 2012年12月12日 文:The Magic Creative Team 訳:若月繭子)
- Guildpact(小説)
- Dissension(小説)