スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
先制攻撃
クリーチャーでない呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
アメジストのとげ/Thorn of Amethystを内蔵した伝説のクリーチャー。
2マナでパワー2の先制攻撃持ちであり、さらに人間・兵士であるため部族シナジーも得やすい。白ウィニーにすんなり採用できる高性能クリーチャー。しかしレジェンド・ルールの都合で1枚しか戦場に出せない点は、ウィニーとしてもシステムクリーチャーとしてもやや気になる弱点である。
登場時の環境には人間デッキといううってつけのデッキが存在する。これだけでは対戦相手の行動を完全に束縛することはできないが、多少展開を遅らせることができれば十分で、その間に速やかにビートダウンしてしまえばいい。ただし人間デッキ側も、装備品・町民の結集/Gather the Townsfolk・忘却の輪/Oblivion Ringなど、非クリーチャー呪文を使うことは意外と多く、状況によっては自分のほうも束縛されかねない。
効果的な相手には劇的に効くものの、伝説のカードである欠点が意外と大きいので、メタゲームによってサイドボード要員かメインデッキにも入れるか、というポジションがベター。ストームなどの呪文偏重型コンボデッキが常にメタの有力位置に存在するモダンやレガシーでは大活躍しており、白を選ぶ理由のひとつに数えられる。
- 同じ能力を持つクリーチャーに輝きの乗り手/Glowriderがいる。比較してクリーチャーとしての性能は格段に向上しているが、伝説になったためコスト増加を重複させられない欠点も生まれている。
- エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonistと役割や性能がよく似ている。それぞれ差異はあるものの、アーティファクトを活用しないデッキでは、アーティファクト破壊に巻き込まれないサリアのほうを優先するケースが多い。
- 天使の運命/Angelic Destinyに描かれている女性と同じポーズかつそっくりな容姿をしている(イラスト)。アーティストは共にJana Schirmer & Johannes Voss。
ストーリー
サリア/Thaliaはイニストラード/Innistradのキャラクター。人間の女性。
アヴァシン教会/The Church of Avacynの聖戦騎士/Knight-cathar。スレイベン守備隊の副官であり、上司であり古い友であるロサー/Lotharの死後は隊長に任命される。その実力は疑われていたようだが、スレイベンの最外環部を犠牲にした作戦で見事ギサ/Gisaとゲラルフ/Geralfのアンデッド連合軍を打ち破った。
リリアナ/Lilianaの襲撃から獄庫/Helvaultを防衛しようとするが、部下の聖戦士達を人質に取られ、彼女は獄庫と部下の命を秤にかけ後者を選択する。結果として彼女の選択はアヴァシン/Avacynを復活させイニストラードを救う事となった。
フレイバー・テキストに登場
イニストラード
闇の隆盛
- 罪の重責/Burden of Guilt
- 忠実な聖戦士/Loyal Cathar
- 月の帳のドラゴン/Moonveil Dragon
- 食百足/Vorapede
- 進化する未開地/Evolving Wilds
アヴァシンの帰還
登場記事
参考
- 壁紙・待受(DairyMTG.com、Magic Arcana)
- コスト増加カード
- スレイベン/Thraben(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:闇の隆盛 - レア