0ターンキル
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0ターンキル(Turn Zero Kill)
ゲーム開始後、自分のターンが来る前に相手を倒すこと。 インスタント・タイミングで全ての作業を終わらせるため、言い換えれば先攻のアップキープ・ステップ中に相手を倒す事である。 この定義から、自分が後攻でなくては成立しない。
自分のターンが始まった直後に相手から0ターンキルが仕掛けられて、それに対応してこちらからもやり返せば0ターンキルと言えるだろうか。
- 0ターンキルが可能な手札である場合、例えば1ターンキルとすれば宝石の洞窟/Gemstone Cavernsを基本土地に置き換えても可能であり、タイミングの制限や戦闘不可ということもあって、一般に1ターンキルよりも0ターンキルの方が難しいと言える。
そもそも先攻アップキープ中に望む色のマナ、特に暗黒の儀式/Dark Ritualを擁する黒マナを出す方法が非常に限られるため、長らく存在しなかった概念である。 Elvish Spirit Guide4枚から召喚の調べ/Chord of Calling経由でクローサの旅人/Krosan Wayfarerやブラッド・ペット/Blood Petなどを用いれば可能ではあるが、手札の数が不足するためそこで打ち止めであった。 しかし、時のらせんにおいて宝石の洞窟/Gemstone Cavernsが登場し、エターナル環境において理論上可能になった。 以下に挙げるのは宝石の洞窟/Gemstone Cavernsを使用した0ターンキルの例である。
魂の撃ち込み/Soul Spikeを使用した例
あくまで「理論上」であり、手札どころかライブラリーから適切なカードを引かなければ成功しない。 手札の情報だけで勝利が確定しないので、実際に試みるのはお勧めしない(初手が完成することもかなり無理な確率だが)。
その後、猿人の指導霊/Simian Spirit Guideの登場により、ラヴニカ・ブロック〜時のらせんブロック期のスタンダードでも一応可能になる。 更に2007年4月、閃光/FlashのOracle改定により、ヴィンテージやレガシーで現実的な確率の0ターンキルが行えるようになったようだ。
閃光/Flashを使用した例
たった4枚でコンボが完成する上、コンボパーツを代用できるカードが存在するため、成功率はこれまでのものとは比較にならない。 1ターンキル率になると更に跳ね上がり、2〜3ターン目にはほぼ確実に決まってしまう。
- 0ターンキルの確率は約3%、限界までマリガンすれば5%にまで上昇する。
- グランプリコロンバス07で猛威を振るったため、閃光/Flashはレガシーで禁止されることになった。
参考
- [the Gathering Win on turn zero!](YouTube)
- 1ターンキル
- 用語集