マネデス
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マネデスとは、Money Destruction(金銭破壊)の略。相手の『財布の中身』を破壊することを考える戦略およびコンボ。マジックではデッキ戦略・コンボ構成を『〜破壊/〜Destruction』という形で表現することがしばしばあるが、これもそれにならってつけられたもの。
Mindslaver / 精神隷属器 (6)
伝説のアーティファクト
伝説のアーティファクト
(4),(T),精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。(あなたはそのプレイヤーが見ることのできるすべてのカードを見て、そのプレイヤーのすべての決定を行う。)
Ashnod's Coupon (0)
アーティファクト
アーティファクト
(T),Ashnod's Couponを生け贄に捧げる:プレイヤー1人とドリンク1本を対象とする。そのプレイヤーは、そのドリンクをあなたのために取ってくる。あなたはそのドリンクに必要なあらゆるコストを支払う。
もちろん、通常の公式トーナメントルール下では実現できない。冗談セットであるアングルードのカードを絡めて初めて実現できる。
中核となるのは、日本・ホビージャパン掲示板発祥のコンボ。具体的には、精神隷属器/Mindslaverで対戦相手の次のターンのコントロールを奪った上でタップ状態のAshnod's Couponを寄付/Donateし、クーポンの対象を自身にして起動させる。これによって対戦相手は買いたくもないドリンクを無理矢理買わされることになる。
- 自身を対象にする為、ドリンクを買いに走るのも対戦相手。代金を払うのも対戦相手。当然実際にドリンクを手に入れるのも対戦相手。「無駄な買い物をさせて財布の中を破壊する」という凶悪コンボである。ストレスがたまること請け合い。
- なお、ターンのコントロールを得ているため対象となるドリンクを選ぶ権利はこちらにある(例えば真冬に冷やし飴買わせるとか…)。
- アンヒンジドの登場後、Ashnod's Couponの代わりに「Booster Tutorを刻印した、等時の王笏/Isochron Scepterないし一望の鏡/Panoptic Mirror」を寄付し、白の夜明けの運び手/Bringer of the White Dawnなどで精神隷属器を使い回して毎ターンのブースターパック開封(暗に購入)を迫り、より高効率で出費を迫るコンボが誕生した。迷惑な話である。こちらはAshnod's Couponによるものと違い、回収するのは精神隷属器だけでいいので使い回すのが楽。手元にブースターがなければ、とっとと投了した方がいい。
- 対戦相手が黒ならば、白の夜明けの運び手の代わりに啓発のジン/Djinn Illuminatusを寄付して、Booster Tutor(のコピー)に複製を持たせた上で大量の黒マナを発生させてやると、ほぼ間違いなく相手は投了するだろう。迷惑すぎる。
- 対戦相手が白ならば、Collector Protectorを寄付してもそれっぽいことができる。この場合には「出費」とは言いがたい。この2つは、マイコシンスの格子/Mycosynth Latticeの影響下ならば、対戦相手の色を問わなくできる。
- 嵐の目/Eye of the Stormを戦場に出した後にBooster Tutorを使い、その後精神隷属器を使えば、寄付を使わずにコンボを達成できる。
いずれにしても、精神隷属器と寄付系はほぼ必須であり、ミラディンで精神隷属器が登場したことによって生まれたコンボといえる。
- 妨害を受けないためには、コントロールしているターンのうちに寄付する必要があるため、ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orreryも必要になり得るだろう。最初の方法の場合、Ashnod's Couponをタップする手間を省くことができる。他の方法の場合、インスタント・タイミングで寄付する場合ほど確実ではないが、タップアウトさせてから押し付ける手もある。
- 投了すれば回避できる。
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- これが実現可能なのかどうかは多くのプレイヤーの間で議論の的となって…はいない。
- やる気デストラクションを超える、恐らく最強の○○デストラクション。というかこれ自体がやる気デストラクションの要素も含んでいる。
- 公式のコラムにもいつの間にか取り上げられていたり。
- サニー・サイド・アップ辺りの無限コンボのとどめに。研究+開発/Research+Developmentと合わせてサイドボードに仕込んでみよう。