緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
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ソーサリー
あなたのライブラリーからマナ総量がX以下の緑のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。緑の太陽の頂点をオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
緑の頂点は緑のクリーチャー専用のサーチで、サーチしたクリーチャーを直接戦場に出すことができる。
即効性のあるサーチという魅力的な効果。特定のキーカードを水増ししたり、様々なクリーチャーを1枚挿ししてシルバーバレット戦術を組んだりといった使途が考えられる。登場時のスタンダードには、ライブラリーからクリーチャーを戦場に出す呪文として他に起源の波/Genesis Waveや召喚の罠/Summoning Trapがあるが、これらと比べると確実に目当てのクリーチャーが手に入るのが強み。用途によって使い分けたい。
スタンダードでの主な活躍の場は赤緑ヴァラクート。切り札・原始のタイタン/Primeval Titanをサーチできるのはもちろん、各種マナ・クリーチャーを呼ぶことで擬似的なマナ加速呪文としても使える。
エクステンデッドでは終盤マナが余りがちな親和エルフにおいて、威厳の魔力/Regal Forceを直接戦場に持ってくるのに使えるかもしれない。威厳の魔力の大量ドロー能力とこのカードのライブラリーに戻る能力がうまくかみ合っている。
エターナルではX=0でドライアドの東屋/Dryad Arborを持ってくることができ、ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesのごとく扱える。もちろん素直にタルモゴイフ/Tarmogoyf、聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryといった強力軽量クリーチャーを出したり、ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg、クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage、漁る軟泥/Scavenging Oozeといった尖った性能のクリーチャーでシルバーバレット戦術を行ったりと多様な戦術が考えられる。
リミテッドでも緑のクリーチャーが5枚くらい取れているなら十分採用圏内。アンコモン以上の強力カードを実質水増しできる。
- サーチしてライブラリーを切り直した後これを戻してまた切り直す、と二度手間のように思えるがこれは呪文のコントローラーとオーナーが違う場合のための措置。心因検査器/Psychogenic Probeなどのライブラリーを切り直すことで誘発する能力は2回誘発するので注意。
モダンでは、マナ加速、シルバーバレット、切り札サーチのどれにも使用可能と言う多様性から「緑デッキなら全て入る」と言うような状態に陥っていた。そのため、2011年10月1日より禁止カードに指定される。
関連カード
- 伝承の樹/Tree of Tales (描かれている場所)
サイクル
ミラディン包囲戦の頂点サイクル。いずれもマナ・コストにXを含み、解決の際にライブラリーに戻る。
- 白の太陽の頂点/White Sun's Zenith
- 青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith
- 黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith
- 赤の太陽の頂点/Red Sun's Zenith
- 緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith
参考
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - レア