オース
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オース(Oath)は、ドルイドの誓い/Oath of Druidsを主軸にして組まれたデッキの総称。 このサイクルにはあと4枚の誓い(Oath)が存在するが、そちらを主軸に組んだとしても普通は「オース」とは呼ばれない。
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概要
基本的に、スパイクの織り手/Spike Weaverのような相手クリーチャーを無力化するクリーチャーや、変異種/Morphlingのようなフィニッシャーを数枚だけデッキに投入し、それをドルイドの誓いでノーコストで戦場に出す。ある意味リアニメイトに近いコンセプトである。
弱点は、ノンクリーチャーデッキ相手だとドルイドの誓いが機能しないということと、ライブラリーの減りが激しいこと。 前者の弱点は新緑の触感/Verdant Touchや、最近なら禁忌の果樹園/Forbidden Orchardでカバーできる。 また、こうした弱点をカバーするため、オースデッキには別の勝ち手段としてミシュラランドが用いられる場合が多い。 後者の弱点はガイアの祝福/Gaea's Blessingを使ってフォローするか、速度を重視して諦める(スーサイドオースなど)か、「墓地を肥やす手段」として逆手に取って利用する(サルベイジャーオースなど)かのいずれかになる。
テンペスト・ブロック〜ウルザ・ブロック期
ドルイドの誓い/Oath of Druidsが回らないノンクリーチャーデッキに対抗するべく、オースには打ち消し呪文が採用されるようになる。→カウンターオース
この時期はガイアの祝福/Gaea's Blessingのような優秀なライブラリー修復手段がなかったため、高速化に徹するスーサイドオースが主流だった。
ミラージュ・ブロック〜テンペスト・ブロック期
エクソダス参入直後に組まれた元祖のオースデッキは白緑で組まれた。
神の怒り/Wrath of Godなどのクリーチャー除去を搭載したコントロールデッキであり、対クリーチャーデッキに強い。
ドローエンジンに巻物棚/Scroll Rackと根囲い/Mulchのコンボを採用したターボマルチも登場。
また、それらとは別路線で、オースに土地破壊要素を織り交ぜた緑単コントロール、スパイクの誓いが登場し、アジア太平洋選手権98を制した。
エクステンデッド
ドルイドの誓い/Oath of Druidsとガイアの祝福/Gaea's Blessingのシナジーをカウンターで守るカウンターオースが常にメタの一角を占め続けた。
ローテーションでガイアの祝福/Gaea's Blessingを失い、衰退するかに見えたが、認識を食うもの/Cognivoreをフィニッシャーに据えたスーサイドオースがプロツアーヒューストン02を制した。
その後も活躍し、セプターオースなどの派生系も生まれたが、ミラディン参入後はティンカーに圧倒され、肝心のドルイドの誓い/Oath of Druidsも禁止カードに指定されてしまい、エクステンデッドから退場した。
また、Zvi Mowshowitzの構築した踏査/Explorationとどん欲の角笛/Horn of Greedのコンボを軸とするターボランドも登場、一定の戦果を挙げている。
ヴィンテージ
ヴィンテージでは禁忌の果樹園/Forbidden Orchardの登場により再び注目を集めることになる。
禁忌の果樹園/Forbidden Orchardにより対ノンクリーチャーデッキにも苦戦せずに済んだ。
純正のカウンターオースのほか、サルベイジャーコンボを搭載したサルベイジャーオースも存在する。