ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch

提供：MTG Wiki

ミラージュにおけるおまけ付きX火力。猛火/Blazeの上位互換の1つであり、スタック上では他の呪文の対象になりにくくなっている。

打ち消し呪文に強いのはもちろんだが、双つ術/Twincastなどの打ち消し以外の呪文に対してもきっちり追加コストを要求する点が心強い。X火力の中でもコンボデッキに適しており、特にForce of Willや誤った指図/Misdirection、徴用/Commandeerなどのピッチスペルに対して非常に有効に働く。

対戦相手のマナ基盤が整った後では相対的に威力は低下するが、序盤の決め手としての安定感は他の追随を許さない。現在チャネルボールを組むのならば、火の玉/Fireballに取って代わるだろう。

• 神秘の蛇/Mystic Snakeなどの持つ誘発型能力や、果敢な弟子/Daring Apprenticeの持つ起動型能力に対しては能力が適用されない。追加コストを要求されるのは呪文のみである。
• 登場当時のルール文章では、インタラプトのみが能力の適用範囲であった。現在はケアヴェクの火吹きを対象とする呪文すべてに追加コストを要求する
• 後の世では、そのものずばり打ち消されない悪魔火/Demonfire、苦悩火/Banefireが登場した。メタゲームにも拠るが、ビートダウンやバーンのようなデッキでは、こちらの方が使いやすいかもしれない。

参考

• ケアヴェク/Kaervek（背景世界/ストーリー用語）
• カード個別評価：ミラージュ - コモン