偶然の出合い/Chance Encounter
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オデッセイ・ブロックの勝利条件カードサイクルの赤版。コイン投げに10回勝った状態でアップキープを迎えると勝利。
コイン投げに10回勝つことが条件だが、よっぽどの運が無ければ満たすことはできず、そもそも10回もコイン投げができるかどうか怪しい。サイクルの他のカードと異なり、偶然の出合いを場に出すまでは条件達成を目指した行動を取れないため、サイクルで一番実現率が低い勝利条件カードと考えられる。
- ゴブリン爆弾/Goblin Bombと違って負けてもカウンターが減るわけではない。
- 魔力激突/Mana Clashには勝ち負けがないので、これで運勢カウンターを乗せることはできない。
利用
- 熱狂のイフリート/Frenetic Efreetが居れば、この2枚で勝負を決めることができる。一時期、これを防止するために熱狂のイフリートにエラッタが出ていたが、現在では解除されている。
- クラークの親指/Krark's Thumbを場に出しておけば、かなり条件を達成しやすくなる。
- 1個カウンターが乗ったら時計回し/Clockspinningで地道にフォローできる。8回バイバックすればそれで終わりなので、運の要素を最低限に抑えられる。
- 同じオデッセイでの突発的な行動/Impulsive Maneuversは、敵・味方関係なくクリーチャーが戦闘に参加するたびにコイン投げを行う。お互いにクリーチャーがそれなりに入っていれば、かなりの量のコイン投げが行え、相性が悪くない。まあこの場合、戦闘ダメージで相手を倒せそうな気もするが。
- 次元の混乱/Planar Chaosを複数張り続けて待つのも1つの方法。
- カープルーザンのミノタウルス/Karplusan Minotaurがいれば、10回コインを投げるまで(出したターン含め)5ターン、20回投げるまでならわずか7ターンである。もっとも、その前に自身の能力で除去されそうだが。
- Mana Screwがあれば、うまくいけば場に出したターンに勝利することも可能な他、Giant Fanでも多少の加速が出来る。コイン投げというある種ミニゲームである時点で黒枠よりも銀枠向きである。
その他
- フレイバー・テキストはまさにこのカードにピッタリといえる。
勝利の可能性が少ないときほど、成功の喜びは大きい。
- 「出会い」の方が正しいような気もするかもしれないが、この場合は「出会い」と「出合い」の意味は同じなのでどちらでもかまわない。
- イラストを見る限り友好的な雰囲気ではないので、ファンタジー的に「遭遇」でもいいかもしれない。
関連カード
サイクル
オデッセイ・ブロックの勝利条件カードサイクル。英語名では、名前に全て「戦い」を意味する単語を含んでいる(Test of Endurance=持久戦、Encounter=遭遇戦)。
- 忍耐の試練/Test of Endurance
- 機知の戦い/Battle of Wits
- 死闘/Mortal Combat
- 偶然の出合い/Chance Encounter
- 勇壮な戦闘/Epic Struggle
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第70位(Braingeyser)
- カード個別評価:オデッセイ - レア