西風のスピリット/Zephyr Spirit
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ガラクタの壁/Wall of Junkのような、ブロックするたびに手札に戻る壁(のようなクリーチャー)。ただし似ているのは一見した限りでのイメージだけ。
ガラクタの壁/Wall of Junkが(防衛を持っている事を差し引いても)2マナ0/7と高コスト・パフォーマンスであるのに対し、こちらは6マナ0/6と最低のコスト・パフォーマンス。ここまでコスト・パフォーマンスが悪ければ普通は何か凄い能力が付いているはずなのだが、この能力はどう見てもデメリットである。開発陣はこの能力をメリット能力としてデザインしたのだろうか。
戦闘ダメージを受ける前に手札に戻るので、戦闘で破壊されることは基本的に無い。が、継続的にブロックに使うには毎ターン6マナも支払う必要がある。そんなにマナに余裕があるなら、普通は他にやることがある。
- 手札に戻るのが自分自身ではなくブロックした相手のクリーチャーであるものに哀れみの壁/Wall of Tearsがある。あちらは2マナ0/4とパフォーマンスは悪くない上に、能力は十分メリットとして活用できる範囲のものである。「防衛を持っていない事」がそこまでプラスであると言うことだろうか。
- これによってブロックされたクリーチャーは、トランプルなどが無い限り戦闘ダメージをどこにも与えることができない。そのため、梅澤の十手/Umezawa's Jitteのカウンターを乗せる能力や、魂の絆/Spirit Linkなどの能力誘発を阻止することができる。
トランプルを持っていた場合はそのパワーが全て自分に通ることになるので意味は無い。 - 1回につき6マナと言うコスト・パフォーマンスが良いかどうかはさておき、スピリットクラフトとの相性は良い。
- 一部では、これとサプラーツォの略奪者/Saprazzan Raiderのどちらがより酷いか、という果てしなく無意味で不毛な議論が行われているようだ。