白羽山の冒険者/White Plume Adventurer
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クリーチャー — オーク(Orc) クレリック(Cleric)
白羽山の冒険者が戦場に出たとき、あなたはイニシアチブを得る。
各対戦相手のアップキープの開始時に、あなたがコントロールしているクリーチャー1体をアンタップする。あなたがダンジョンを踏破したことがあるなら、代わりにあなたがコントロールしているすべてのクリーチャーをアンタップする。
白の冒険者はアンタップ。通常は1体、ダンジョンを踏破しているとあなたのクリーチャー全てを、各対戦相手のアップキープにアンタップできるオーク・クレリック。
疑似的な警戒の付与や、タップ能力の利用回数を増加させるのが基本。多人数戦が基本の統率者戦で最大限のメリットを受ける場合は後者が理想だが、2人対戦やリミテッドならば擬似警戒によりイニシアチブを取り返されづらいというだけでも強力である。踏破時のボーナスを得られれば総攻撃しても即座に隙をなくすことができるが、ターンを渡す前に除去されるとタップされたままになるので計算を崩されないよう注意。
特筆すべきはイニシアチブを得られるカードとしては地下探険家パック/Dungeoneer's Packと並んで最軽量であり、なおかつそちらと異なり余分な起動コストもなく3マナのみでイニシアチブを得られることである。最序盤のマナ加速からこれを出せばゲームを決めかねないほどの有利を得られることも多い。
レガシーにおいては白単イニシアチブ・ボロスイニシアチブ等、早期にイニシアチブを得てそのまま殴り勝つことを目指す高速ビートダウンデッキが登場した。3マナの白羽山の冒険者は1ターン目に唱えることも十分狙えるため白が絡むイニシアチブデッキではまず4枚投入されていた。
- 同様に自分のクリーチャーをすべてアンタップするカードについてはみなぎる活力/Vitalizeを参照。
- 味方全体のアンタップという点では種子生まれの詩神/Seedborn Museも比較対象となりうる。こちらは条件が厳しくアンタップ範囲も狭いが、イニシアチブ自体に追加効果があるので差別化可能。固有色ルールのある統率者戦では色が異なる点を活かした棲み分けもしやすい。
禁止指定
2023年3月6日より、レガシーで禁止カードに指定される[1]。
禁止指定直前、白単イニシアチブは青赤デルバーと並んでメタゲームの大部分を占めていた。これらのデッキはメタゲームに存在する他のデッキを抑圧すると同時に互いを牽制しあってもいたため、双方に弱体化が必要となった。イニシアチブデッキのプレイパターンの一貫性と速度を減らすため、3マナであるこのカードに白羽の矢が立った。
関連カード
サイクル
統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いの冒険者。戦場に出たときイニシアチブを得る能力と、ダンジョンを踏破していると強化される能力を併せ持つクリーチャー。稀少度はレア。
- 白羽山の冒険者/White Plume Adventurer
- 恐怖の墓所の冒険者/Tomb of Horrors Adventurer
- レイヴンロフトの冒険者/Ravenloft Adventurer
- 混沌の洞窟の冒険者/Caves of Chaos Adventurer
- アンダーマウンテンの冒険者/Undermountain Adventurer
脚注
- ↑ March 6, 2023 Banned and Restricted Announcement /2023年3月6日 禁止制限告知(Announcement 2023年3月6日 Ian Duke著)