青黒ビートダウン
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青黒ビートダウン(Blue-Black Aggro)は、その名の通り青黒2色で構成されたビートダウンデッキの総称。
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概要
黎明期は他の色に比べてクリーチャーが貧弱になりやすいことから友好2色のビートダウンとしてはマイナーな部類に入っていた。打ち消し呪文や手札破壊などの柔軟なコントロール要素を取り入れたクロック・パーミッションの形態を採るのが普通であった。サイズで上回るファッティを多用する緑系ビートダウンデッキには苦手となっていた。
クリーチャーの質が向上した特にマジック・オリジン以降はそんな事は無く、むしろクリーチャーだけに頼った緑単色のストンピィなどには除去や接死持ちなどでむしろ有利に立つ場合が多い。
団結のドミナリア〜ファウンデーションズ期
前環境から引き続きディミーア・ミッドレンジ/Dimir Midrangeが存在する。
喉首狙い/Go for the Throatや三歩先/Three Steps Aheadなどの除去と打ち消しを構えつつ、隙をついてフェアリーの黒幕/Faerie Mastermindや永劫の好奇心/Enduring Curiosityといった瞬速クリーチャーを展開するクロック・パーミッション。
サンプルレシピ
- 備考
- プレイヤーズコンベンション静岡24 5位(参考)
- 使用者:佐藤啓輔
- フォーマット
イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期
エルドレインの王権の忠義の徳目/Virtue of Loyaltyの登場によりエスパー・ミッドレンジが再度トップメタになるも、イクサラン:失われし洞窟発売で青と黒に強力なカードが追加されたことでディミーア・ミッドレンジ(Dimir Midrange)が登場した。
白青黒型と異なり安定して序盤から青マナを供給できるため、遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Sirenを採用し地図トークンと共に展開とテンポをスムーズに行うことができる。策謀の予見者、ラフィーン/Raffine, Scheming Seerが担っていた打撃力とドローの質の向上を地底のスクーナー船/Subterranean Schoonerに任せ、大洞窟のコウモリ/Deep-Cavern Batの他にヨーグモスの法務官、ギックス/Gix, Yawgmoth Praetorやドロスの魔神/Archfiend of the Drossといった黒ダブルシンボルの強力なカードを採用することができる。
- カルロフ邸殺人事件参入後は、ほぼイクサラン:失われし洞窟以前のカードのみの構築で上位入賞を飾ることが増えた。これは他のミッドレンジが減り、クロック・パーミッション戦術に弱いデッキ(ティムール・ランプなど)が環境に増えたということが大きい。
サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
ディミーア・ミッドレンジ [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期
機械兵団の進軍:決戦の後に発売後にディミーア・ミッドレンジ(Dimir Midrange)が環境に存在する。
進化した潜伏工作員/Evolved Sleeperやしつこい負け犬/Tenacious Underdogといったクロックにもカード・アドバンテージ源にもなるクリーチャーで攻め、ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilや漆月魁渡/Kaito Shizukiといった軽量なプレインズウォーカーでコントロール相手にも有利に立ち回れる。フェアリーの黒幕/Faerie Mastermindは序盤で除去や打ち消しを構えながら展開でき、黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseとのシナジーも高い。
鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker等の禁止後、衰退したラクドス・ミッドレンジの代わりにメタに急速に浮上してきた。
サンプルレシピ
- 備考
- MO スタンダードリーグ2023/7/20 5-0 (参考)
- 使用者:Bobovic
- スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り+イニストラード:真紅の契り+神河:輝ける世界+ニューカペナの街角+団結のドミナリア+兄弟戦争+ファイレクシア:完全なる統一+機械兵団の進軍+機械兵団の進軍:決戦の後に)
ディミーア・ミッドレンジ [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
闇の隆盛参入後のスタンダードで、同時期のゾンビデッキに青を加えたデッキが活躍している。
青を足す理由は、ロードの戦墓の隊長/Diregraf Captainなどである。詳細は青黒ゾンビのページを参照のこと。
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードおよびローウィン=シャドウムーア・ブロック構築では、モーニングタイドで苦花/Bitterblossomが登場して以降、青黒フェアリーが長期に亘ってメタゲームの中心として活躍した。
詳細は青黒フェアリーの項目を参照のこと。
オンスロート・ブロック構築
オンスロート・ブロック構築では、ゾンビ召集にドロー補助のルーンの解読/Read the Runesなどのため青を加えたデッキが活躍した。
ミラージュ・ブロック期
黒ウィニーに青のカウンターや冬の宝珠/Winter Orbによるマナ・ロックを組み込んだクロック・パーミッションのForgotten Orbが存在。
また、アーテイの使い魔/Ertai's Familiarとネクロエイトグ/Necratogのコンボを搭載したアーテイエイトグも活躍した。
エクステンデッド(時のらせん期)
時のらせん期以降のエクステンデッドでは、スタンダードと同様の青黒フェアリーが活躍している。
エクステンデッド(ラヴニカ:ギルドの都)
ラヴニカ:ギルドの都で加わった発掘を有効利用するため自己再生するイチョリッド/Ichoridを活用したリアニメイト系コンボ・ビートダウンデッキのフリゴリッドが登場、メタゲームの中心として活躍した。