鱗の焦熱、ゲヴ/Gev, Scaled Scorch

提供:MTG Wiki

2024年9月13日 (金) 19:47時点における京狐 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Gev, Scaled Scorch / 鱗の焦熱、ゲヴ (黒)(赤)
伝説のクリーチャー — トカゲ(Lizard) 傭兵(Mercenary)

護法 ― 2点のライフを支払う。
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは、このターンにライフを失った対戦相手1人につき1個の追加の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
あなたがトカゲ(Lizard)呪文1つを唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。鱗の焦熱、ゲヴはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。

3/2

クリーチャー戦場に出る際、ライフを失った対戦相手1人につき1個の+1/+1カウンターを追加で置く伝説のトカゲ傭兵

護法ライフロスのため除去耐性として機能することはほとんどないが、後続のクリーチャーを強化して盤面を強固にし、積極的にライフを詰めに行くという方針に噛み合っている。

2番目の能力は後続のクリーチャーを強化する能力。3番目の能力と噛み合っており、トカゲクリーチャーは唱えた時に確実にライフロスさせられるため、無条件で強化される。強化が通常のロード能力でなくカウンターでの強化であるため自身が除去されても総崩れとなるリスクが低いこと、ライフロスさせていれば強化はトカゲ以外のクリーチャーにもかかることを考えると、通常のロードより強化されていると言ってよい。手札にトカゲ以外のクリーチャーしかいない時でも、戦闘ダメージを与える、火力呪文を使うなどの手段で強化が可能なため柔軟性が高い。

カウンターの恩恵を受けるのはトカゲに限らず、誘発後に出たすべてのクリーチャーである。また、ダメージを与える方法はトカゲを唱えたことで誘発したダメージに限らず、あらゆる方法でライフを失わせることで誘発する。そのため、謎の石の断片/Cryptolith Fragmentのような対戦相手のライフを能動的に失わせる効果さえあれば簡単に達成できる。統率者戦では無限頑強を早い段階で達成できる統率者として機能する。

3番目の能力はトカゲを唱えた時に対戦相手に1点のライフロス。この能力により炎貯えのヤモリ/Flamecache Geckoは実質フリースペルとして扱えるため相性が良い。 弱点はやはり除去耐性で、スタンダードの範囲では自身より軽い切り崩し/Cut Downに当たってしまうのはやはりネックか。

カードの記述は多人数戦を意識していると思われるが、2人対戦でも総じて十分に強力なクリーチャー。

スタンダードではブルームバロウで追加された他の多くのトカゲクリーチャーと共にラクドスリザードを成立させた。前述の通り事実上トカゲのロードとして振る舞うことができる。除去耐性に乏しいが戦場に定着した際のバリューが大きいため、伝説でありながら4枚投入される。

除去の枚数が限られるリミテッドではより強力。黒赤に上手く寄せられていれば、あらゆるトカゲクリーチャーが無視できない戦力になる。

  • 手札にトカゲとそれ以外のクリーチャーがある時は、トカゲから先に唱えることで両方のクリーチャーを強化することができる。リミテッドではよくある状況なので気を付けたい。
  • 3番目の能力は多相に対しても有効。三本木のマスコット/Three Tree Mascotですら2マナ3/2になる。

ルール

  • +1/+1カウンターを置いた状態で戦場に出す能力は、このターンに対戦相手がライフを失っていたかどうかを見るのであり、ライフ総量の差分を見るのではない。たとえば、同じターンに2点のライフを得て1点のライフを失った対戦相手は、ライフを失っている。
  • +1/+1カウンターを置いた状態で戦場に出す能力は戦場に出ることを置換する常在型能力である。クリーチャーが戦場に出たときには既に+1/+1カウンターが置かれている。
  • 鱗の焦熱、ゲヴと同時に戦場に出るクリーチャーは、条件を満たしていても追加の+1/+1カウンターは置かれない。
  • 多人数戦の場合、そのターン中にライフを失っていてゲームを離れたプレイヤーについても数に入れる。

関連カード

サイクル

ブルームバロウレアクリーチャー・タイプを参照する伝説のクリーチャーサイクル。主要アニマルフォーク10種族のタイプに対応し存在する。

ストーリー

ゲヴ/Gevブルームバロウ/Bloomburrowの村、グッドヒル/Goodhillに住むリザードフォーク/Lizardfolkの冒険家。相棒のハグス/Hugsとともに「シマシマ愚連隊/The Striped Rapscallions」を結成している。

詳細はゲヴ/Gevを参照。

参考

MOBILE