棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl
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Bludgeon Brawl / 棍棒での殴り合い (2)(赤)
エンチャント
エンチャント
クリーチャーでも装備品(Equipment)でもないアーティファクトは、装備(X)と「装備しているクリーチャーは+X/+0の修整を受ける。Xはそのアーティファクトのマナ総量である。」を持つ装備品である。
すべてのアーティファクトを装備品にしてしまうエンチャント。アーティファクトをそのまま握り締めて武器として使うようなイメージ。
これ自体のマナ・コストが軽めになっているので、ある程度のアーティファクトを扱うデッキであれば投入することができる。重いアーティファクトほど大きな修整を与えられるが、装備コストも重くなってしまうので、ある程度のバランスが必要だろう。2マナのアーティファクトなら+2/+0修整で装備(2)なのでこのくらいがちょうどよいか。
リミテッドでは、蓄積カウンターを使い切った転倒の磁石/Tumble Magnet等や胆液の水源/Ichor Wellspringのような置物になってしまいがちなアーティファクトも装備品として活用できるのでデッキの強化につながる。ただし対戦相手にも影響があることに注意したい。
- マナ・コストによって修整値と装備コストが決まるのが、「重い」ものほど「鈍器としての威力が高いが、振り回すのが大変で扱いづらい」というフレイバーにもなっていて面白い。
- 背景ストーリーを再現したり、想像すると笑ってしまうような組み合わせを作ったり、いろいろ遊べるカード。実用性には目をつぶって狙ってみるのもいいだろう。
- 選ばれしものの剣/Sword of the Chosenを闇の天使セレニア/Selenia, Dark Angelないし隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Heroに、ヘリオッドの槍/Spear of Heliodなどのテーロス/Therosの大神の武器を本人に……などが決まると盛り上がるだろう。
- 飛翔艦ウェザーライト/Skyship Weatherlightを艦長シッセイ/Captain Sisayに、というのもストーリー通りではあるのだが、なんだかおかしな姿ではある。
ルール
- アーティファクトがもともと持っていた能力は失わない。
- 「装備品になる」という効果によってアーティファクト・タイプ(サブタイプ)は上書きされる。以前に持っていた他のアーティファクト・タイプは失う。
- 城砦は城砦でなくなるため、クリーチャーでない土地を城砦化していた場合、状況起因処理ではずれる。クリーチャーでもある土地を城砦化していた場合は、引き続き装備されるためつけたままにする。
- 他にも、例えば手掛かりは生け贄に捧げることでカードを引く能力はそのまま持っているが、手掛かりのタイプは失っているため、起動しても不屈の追跡者/Tireless Trackerの能力を誘発させない。
- 機体も機体ではなくなるが、機体の場合は機体というサブタイプ自体にルール上特別の意味はないので、通常通り搭乗によってクリーチャー化できる。ただし、クリーチャー化すると棍棒での殴り合いの影響から外れるので、装備品ではなくなる。
- アーティファクト・タイプ以外の、他のカード・タイプやサブタイプは失わない。
- 例えばアーティファクト・エンチャントは、依然としてエンチャントのタイプを持ったままである。それがオーラなどのサブタイプを持っていたら、そのまま失わない。
- 「装備する」とは「つける」ことと同義である。「オーラをエンチャントする」「城砦を城砦化する」ことも、同じく「つける」ことと同義である。よって例えば「オーラでも装備品でもあるカード」をクリーチャーにつけるということは、エンチャントすることであると同時に装備することであり、つけているクリーチャーはオーラとしての効果と装備品としての効果をそれぞれ同時に得る。それの装備能力を起動することで、別のクリーチャーにつけかえることもできる。
参考
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ミラディン陣営 - レア